病気について知る病気辞典

胃カメラのススメ

2014年4月10日

昨年2月に、ヘリコバクタピロリ感染胃炎の除菌療法が保険適応となり、すでに除菌された人も多いかと思われます。しかし、中には「小さいころから水道で育ったので自分は大丈夫」とか、「胃カメラを飲むくらいなら死んだ方がまし」と覚悟を決めている人(私も含め)もいらっしゃるでしょう。

実際、私の姉も井戸水を飲んだ記憶がなく、胃カメラを飲むのを拒んでいましたが、当院の開院祝いに「モルモットになってあげる」と、わざわざ東京から来てくれました。経鼻内視鏡と迅速ウレアーゼ試験を行い、結果はヘリコバクタピロリ強陽性でした。水道といっても戦後間もないころで、今ほどきれいな水ではなかったでしょうし、人間の記憶は3歳からと言われているので、それまでに井戸水を飲んだ記憶がないだけなのかもしれません。

早速除菌療法をしました。除菌判定はまだですが、私も姉と同じ環境で育っているので、「死んだほうがまし」などと言わずに、清水の舞台から飛び降りる覚悟をしようかと考えている今日このごろです。

将来の胃がん発生を3分の1に減らせる可能性があるだけでなく、ひょっとしたら、今すでに進行しようとしているがんを早期発見できるかもしれないことを考えると、皆さんにもお勧めしないわけにはいけません。

ここで一首
「飲まぬより 飲めば安心 胃カメラを ピロリ見つけて すばやく除菌」