病気について知る病気辞典

「血糖値が高めです」と言われたら、どうすればいい?

2014年6月14日

健診などで、「少し血糖値が高いですね」、など言われた事はありませんか。糖尿病が隠れている可能性があります。

糖尿病かどうかは、血液検査で血糖値とHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)という項目を検査します。HbA1cとは、1カ月~2カ月前の血糖値の平均を表す数値です。この数値が6.5%以上になっていると、糖尿病が疑われます。

血糖値の検査については、病院へ行くときは血液検査があるから食事を抜いて行かなければいけない、と思われている方が多いかもしれませんが、必ずしもそうではありません。食事を摂った後の血液検査でも糖尿病を調べることができます。食事をとった後の血糖値(随時血糖値と言います)が、200mg/dl以上は糖尿病が疑われます。

一方、食事を摂らない空腹時血糖値は126mg/dl以上だと糖尿病の疑いです。これらの血糖値とHbA1cが同時に基準値を超えていると、糖尿病と診断がつきます。どちらか一方であった場合は、別の日に再検査を行います。再検査でも診断がつかない場合は糖尿病の疑いということで、3~6カ月間隔で経過を見て行くことになります。きちんと診断をつけたい場合は、75g経口ブドウ糖負荷試験という検査を行います。糖尿病の疑いが強い方や家族に糖尿病の方が多い方、肥満の方は検査を受けることをおすすめします。

検査方法は、朝食を抜いた状態(朝まで10時間以上絶食)で血液検査をします。その後ブドウ糖(微炭酸です)を飲んでいただき、30分、1時間、2時間後に採血し、血糖値を測定します。この検査ではっきり糖尿病型、境界型、正常型と判定できます。

さらに同時に、体の中のインスリン値を測定することで、将来糖尿病になる危険性の高い人を見つけることもできます。ただし、口渇、多飲、多尿といった高血糖が疑われる症状が明らかにある場合は、ブドウ糖を内服することで、さらなる高血糖を引き起こしてしまうことになるで、この検査はおすすめできません。ですから、気になる症状のある方や健診で血糖値が高い場合は、一度受診されて、相談される事をおすすめします。

糖尿病治療薬も、新しいものがどんどん開発されています。この4月からは、従来の薬とは全く違う機序の治療薬も発売されました。体の余分な糖をおしっこに出すことで、血糖値を下げるお薬です。このお薬だけを飲んだ場合は、低血糖を起こしにくいという利点もあります。また、糖を尿中に排出するので、体重減少も期待できるお薬と言われています。ただし、おしっこの量が増えて脱水気味になったり、特に女性では膀胱炎になりやすくなったりすることが懸念されていますので、詳しくは主治医の先生、または専門医の先生にご相談ください。