病気について知る病気辞典

これからの予防接種

2014年5月15日

ここ2~3年の間に、日本の子どもの予防接種(ワクチン)には大きな変化が起きました。
それまで諸外国と比較して、「ワクチン後進国」と呼ばれていた状態から急速に脱しつつあるところです。

しかし、ロタウイルス感染症、B型肝炎、おたふくかぜ、水ぼうそうに対する各ワクチンは、欧米ではすでに定期接種(自己負担金なし)になっているのに、日本ではまだ任意接種のまま取り残されています。

日本小児科医会などの団体は、これらのワクチンの定期接種化を国に働きかけており、今年(平成26年)10月からやっとそのうちの1つ、水ぼうそうのワクチンが定期接種になります。水ぼうそうは多くの人たちにとっては、合併症もなくスムーズに経過する病気ですが、まれに重症化して生命に危険を及ぼすことがあります。また、かかってから長年経って「帯状疱疹(ほうしん)」になり、つらい神経痛などの後遺症に苦しむ人もいるので、ワクチンで予防したい病気です。

今年10月から、1歳以上3歳未満のお子さんに2回の接種が公費(自己負担金なし)で行われることに。また、来年3月までの経過措置として、3歳以上5歳未満のお子さんにも1回の接種が公費で実施される予定です。該当する年齢で未接種のお子さんは、接種を受けることを強くお勧めします。

また、上に挙げたワクチンのうちの残り3つについても、今のところ任意接種ですが、定期接種化を待たず、ぜひ受けていただきたいものです。