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シリコンインプラント(人工乳房)による乳房再建術が保険適応に

2014年6月19日

乳がん手術後の乳房再建術は、自分の体の組織の一部を利用した手術に関しては以前から保険適応でしたが、シリコンインプラント(人工乳房)を利用した再建術も、昨年7月1日から保険適応になりました。
今までシリコンインプラントによる再建術費用は、片側70万円から100万円程度全額を自費で負担しなければならなかったことを考えると、患者さんにとっては朗報です。

シリコンを使用する再建術は、認定を受けた医療機関で認定を受けた医師がいる施設でのみ保険適応になります。日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会が、一定の要件を満たした医療機関に施設認定を与え、十分な知識と経験を有する医師が、体制の整った医療機関でのみ手術が行われるような措置を講じています。

この再建術は、乳房切除術と同時にティッシュエキスパンダー(風船)を挿入する手術を行います。その後、乳房切除で余裕のなくなった胸の皮膚を、定期的な外来通院で風船を膨らますことで引き伸ばします。皮膚に余裕ができた時点で風船を取り出し、シリコンインプラントに入れ替える手術を行います。

愛媛県内で、現在この手術を保険適応で行える施設は、四国がんセンター、松山赤十字病院、住友別子病院、市立宇和島病院の4施設ですが、今後認定施設は順次増えてきます。手術の詳細は、主治医または各施設の相談支援センターでお尋ねください。