病気について知る病気辞典

首の痛みについて

2014年7月17日

近年、首の痛みは増加傾向にあるといわれています。首の骨(頸椎=けいつい)は、重さが5キロ以上もある頭を支え、上下左右や回転させたりすることで、大きな負担がかかります。

さらに近年、スマホ・パソコンの普及もあって、首の痛み(肩こり)を訴える人が増えています。その最大の原因は、よくない姿勢を長時間続けることです。

スマホ・パソコンをしている人の多くが、背中を丸めて顔を少し前に突き出すような姿勢になっています。これらの姿勢が頸椎に負担をかけ、頸椎の関節や神経に炎症を引き起こして僧帽筋など首の筋肉を緊張させます。長時間続けていると血液の流れが悪くなり、こりや痛みを引き起こします。首の痛みの予防と改善の第一歩として、姿勢を正し、顎を少し引く姿勢を心がけましょう。肩こりなど軽症の首の痛みの多くは、習慣的な姿勢を正すことで改善されます。なお、「肩こり」という言葉は、松山にもゆかりが深い夏目漱石が作った言葉だそうです。

また、頸椎はすでに20歳代から加齢による変形が進行しはじめます。頸椎の神経が頸椎の変形や、頸椎椎間板ヘルニアなどにより圧迫されると炎症を起こし、強い首痛や、腕のしびれ・痛みを引き起こします。消炎鎮痛薬の内服に加え、神経ブロックによる治療を行いますが、重症では手術が必要な場合もあります。首の痛みは、日常生活の動作を大いに損ないます。早めに相談してください。