病気について知る病気辞典

中年以降の膝の痛み

2014年9月11日

膝の痛くなる病気で、代表的な疾病に「変形性膝関節症」があります。一般的に変形性膝関節症といえば、老化現象の一つと思われていますが、激しいスポーツをする人や過度に負担をかけた人には、若いうちから起きることがあります。また、40歳を過ぎたころから、ほとんどの人に筋力の低下が生じてきます。しかし、意識しないで若いころと同じような日常生活を送っていると、筋肉が十分あり支えられていた時と違って、過剰な荷重が加われば膝関節軟骨の構造が壊されることから始まります。また、例えば、肥満も原因の一つに挙げられます。膝に違和感や傷みがある時は、なるべく早く整形外科を受診して検査を受けます。

変形性膝関節症の診断がついたら、日常生活の中で治していくことを考えましょう。自分で治そうとする意志を持って行動することが必要です。

保存的治療には、①運動療法②薬物療法:痛み止めなどの内服薬、外用薬、坐剤など③注射療法:ヒアルロン酸、ステロイド剤④ブロック注射⑤物理療法⑥装具療法があります。そして病状が進行した場合は手術療法が必要ですが、運動療法も必要です。

自分で日常生活の中でできることは、①筋肉増強②膝関節周辺のストレッチング③ウオーキングです。マッサージなどを行っても根本的治療にはなりません。

正しい診断を受けて自分に合った運動療法を学び、毎日続けることが大切な治療と考えます。