病気について知る病気辞典

変形性膝関節症

2014年11月20日

「変形性膝関節症」は、膝関節の軟骨の障害により疼痛(とうつう)が起こる疾患です。患者数は日本で2500万人ともいわれ、日常生活に支障を来す疾患といえます。

装具療法や、ヒアルロン酸の定期的な関節注射は、治療方法として非常に有効です。また、早い時期では痛んだ軟骨部分の負担を減らす高位骨切り術(膝のO脚の形を改善する手術)、最終的手段としての人工関節の成績も安定しているので、悩んでいるようであれば整形外科へ相談してください。

軟骨面に負担がかかる動作の一つに歩行が挙げられます。つまり「歩き方」は大切なのです。それでは、負担の少ない「歩き方」とはどのような歩き方なのでしょうか?

それは長距離を歩いても問題が起こらないような歩き方です。全身のバランスを取り、直線上を歩けるような能力と考えます。若くてマラソンのできるような人なら簡単でしょうが、高齢になると難しいと思います。では、体力的に衰えてもできる「歩き方」はないのでしょうか?

両側上肢(肩から手まで)をバランス良く振って歩くことが大切だと考えます。もし、それもできなくなったら、バランスを取りやすい押し車を利用し、横振れしないように歩きましょう。膝関節はか弱いちょうつがいなので、理にかなった動き方が大切になってきます。

歩くことは簡単なようですが、種々の条件により人それぞれ歩行状態は違います。一度、自分の歩行姿勢に注目してみましょう。