病気について知る病気辞典

最先端の画像検査について

2015年1月8日

病気の診断や治療方針の決定のため、X線CTやMRI検査を受けていただくことがあります。しかし、どのような技術が使われているのか、一般には知られていません。たくさんある技術の中で、最新のX線CTとMRI装置で行われている最先端技術をいくつか紹介します。

MRIは、磁石と電磁波を利用した装置で、脳梗塞や椎間板ヘルニアの診断など、全身に利用されています。最も磁場強度の高い3テスラMRI装置では、脳の血管が鮮明に見えるため、非常に細かい脳血管の病気を発見することに威力を発揮しています。また、拡散強調画像という特殊な撮影法は、早期の脳梗塞発見や小さな前立腺癌の診断に役立っています。3テスラMRI装置が認可された当初には苦手だった腹部においても、技術進歩により高質の画像が得られるようになり、フル稼働で活躍しています。

X線CTの最新装置では、鮮明な心臓の画像が得られ、狭心症や心筋梗塞の治療方針決定に重要な検査法となっています。数ある技術のなかで特筆すべきことは、X線被ばく軽減方法の進歩です。検査時にX線量を自動調整して被ばく線量を低減する技術や、従来装置より少ないX線量でも、従来と同じ解像度の画像を作成する技術などが装置に組み込まれています。

最新装置が設置されている施設では、目に見えないところで、紹介したような最新技術を駆使しながら装置や撮影方法の改善に取り組んでいます。