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子宮筋腫について

2015年1月29日

以前と比べて生理の経血量が増えたり、生理痛が強くなったりしたようなことはありませんか?これらは「子宮筋腫」の代表的な症状です。子宮筋腫は、子宮にできる筋肉の「こぶ」のようなもので、良性の病気ですので直接命にかかわることはありませんが、貧血などの原因になることがあり注意が必要です。放置するとお腹の中がいっぱいになるほど巨大化し、治療が難しくなることもあります。

診断は、内診と超音波検査で行いますが、大きな筋腫では約0.5%に悪性の子宮肉腫が含まれているため、MRI検査や血液検査で詳しく調べます。子宮肉腫と子宮筋腫を見分けることは難しく、最終的には手術で取ったものを顕微鏡で詳しく調べる必要があります。

治療法には、薬と手術があります。今のところ、子宮筋腫を完全に消してしまう薬はありませんので、薬の効果は一時的なものとなります。

手術には、筋腫だけ取る方法(筋腫核出術)と、子宮ごと取ってしまう方法(子宮全摘術)とがあります。筋腫だけ取った場合は、将来再度子宮筋腫ができる可能性があり、完全に治すための手術にはなりません。ただし、子宮ごと取ってしまう場合は、今後妊娠することが不可能になりますので、よく考えて決める必要があります。

いずれにせよ、ホルモンのバランスが崩れたりすることはありませんのでご安心ください。