病気について知る病気辞典

肝嚢胞、腎嚢胞

2015年2月19日

みなさんは健康診断や人間ドックで、肝臓や腎臓に「嚢胞(のうほう)」があると言われたことはありませんか?

「嚢胞」とは、液体がたまった袋のようなもので、超音波検査やCTなどの画像診断を受けると、多くの人に見つかるものです。画像診断の発達により、ごく小さいものも見つけられるようになったので、2~3人に1人は嚢胞があるように思います。実は私の肝臓、腎臓にもあります。

肝臓、腎臓にできる嚢胞のほとんどは治療の必要がないものです。検査で初めて見つかった方はみなさん驚かれますが、私が「これは2~3人に1人はあるもので、私にもあります。問題ないことが多いですが、念のため経過をみましょう。」とお話をすると、たいていの方は安心されます。

ここで注意していただきたいのは、「問題ないことが多い」ということは、「数は少ないものの、問題になることもある」ということです。まれに、最初からより詳しい検査や治療が必要なこともあります。また、経過をみていると急に大きくなったり、炎症を起こしたり、中に腫瘍が見つかったりして、治療が必要になることもあります。

肝嚢胞、腎嚢胞と診断されても心配しすぎる必要はありませんが、医師から「経過をみましょう」と言われた時は、定期的に検査を受けましょう。