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腰部脊柱管狭窄症

2015年3月19日

「腰部脊柱管狭窄症」とは聞き慣れない病名ですが、中高齢の人に増えている病気の一つです。背骨の中を通っている、神経の通り道である脊柱管が狭くなり、神経を圧迫することによって下肢のしびれや痛みが起こる病気です。

症状は、歩き始めてしばらくすると、お尻や太ももの後ろ、ふくらはぎに痛みやしびれ、こわばりなどが出て歩けなくなります。前かがみの姿勢をとったり腰かけて休むと、また歩けるようになります。

体を前かがみにすると脊柱管が広がり、神経の圧迫が軽減するために症状が軽くなります。症状が出る前に休憩をとったり、つえや手押し車を使うなど、日常生活を少し工夫することで、かなり症状を軽減できます。

治療は、消炎鎮痛薬のほかに、血管拡張薬や神経障害性疼痛治療薬などの「薬物療法」、初期には牽引や温熱療法などの「物理療法」を併用すると効果的です。痛みが強い場合は「神経ブロック」などを行いますが、改善しない場合は「手術療法」を考えます。

神経障害性疼痛治療薬により神経痛が改善された患者さんも多いので、まずはお近くの整形外科に相談してみてください。