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形成外科について

2015年4月9日

形成外科の学会が日本で発足してから58年。内科や外科に比べるとまだ半分ほどの歴史です。愛媛県では形成外科の診療が始まってから37年たち、少しずつ認知されるようになりました。

形成外科はケガやヤケド、皮膚腫瘍の摘出やアザ、生まれつきの変形、交通事故や手術後の変形の治療などを専門にしています。最近では、顕微鏡を使って1ミリ前後の血管をつなぐことが日常的に行われ、皮膚・脂肪・筋肉・骨などを移植できるようになったので、耳鼻科や外科などの手術に参加することも多くなっています。

以前は、ケガをして傷跡が目立ってから受診する方が多かったのですが、最近はケガをしたら直ちに形成外科で治療する方が増えてきました。傷をきれいに治すためには、初期の治療がとても大切です。ケガの種類によっても治療法は異なります。ケガやヤケドをした場合には速やかに形成外科のある医療機関を受診するようお勧めします。

近年、湿潤療法が良いということで、ラップを傷口に巻くのがはやりました。しかし、ヤケドなど浸出液のたくさん出る傷にラップを巻くと、中に液がたまり、たまった液に細菌が増殖し感染をおこします。安易に行うと傷を深くし、治りを悪くするため注意が必要です。

ケガやヤケドをした時には、形成外科の受診も考慮してください。形成外科は「傷をできるだけきれいに早く治す」ことを心掛けています。