病気について知る病気辞典

心臓CT、血管CTをご存じですか?

2015年4月16日

ガン検診や頭部の検査で利用されることが多いCTですが、心臓や血管の状態を評価できるCTがあることをご存じでしょうか?

ガン検診などで受けるCTは、息止めをしながら検査を進めていきます。呼吸をするとブレるため、きれいな画像が撮影できないからです。しかし、息を止めても1分間に60~80回前後で動いている心臓は、数年前までCTではきちんと撮像・評価することができませんでした。

心筋梗塞や動脈瘤の破裂、足の血管の閉塞といった心臓病や血管病は、いったん陥ると非常に致死率が高く怖い病気にもかかわらず、クリニックでの心電図や、エコー、血液検査といった検査では、血管が詰まるか破裂するまでわからないことが多かったのです。ところが機器の進化により、最近のCTの中でも特に64列以上のマルチスライスCTであれば、心筋梗塞の元となる2~4mmの冠動脈でさえも撮像可能で、動脈の性状やゴミ(プラークと言います)の状態を判断できるようになってきました。

致死性の高い心臓病、血管病の原因(危険因子)は、喫煙、高血圧症、糖尿病、高脂血症、肥満です。これらの危険因子を複数持っている方、家族歴や脳梗塞歴がある方、胸部症状や足のしびれ、歩行時のだるさが気になっいる方は、一度心臓CTや血管CTで自分の血管をチェックしてみてはいかがでしょうか。