病気について知る病気辞典

アルコールとうまく付き合うために

2015年4月1日

適量を心がけ、不安な人は専門医を受診

この時期は何かと飲酒の機会が増えますね。酒の味を覚えたり、うっかり飲みすぎたり、一杯が誘い水になったり、記憶がなかったりと、酒にまつわるさまざまな体験を思い出す人も多いのではないでしょうか。

今回は、アルコールの病的な影響を考えてみましょう。

アルコール中毒には急性と慢性とがあります。急性は急速に大量の酒を飲むことで起こる中毒で、意識を失ったり、呼吸困難を起こしたり、生命にも関わる状態になることもあります。歓迎会やコンパでのいっき飲みなどで起こりやすく、意識的にゆっくり飲んだり、空腹での飲酒を避けたりすることで防ぐことができます。これから飲む機会の増えそうな若い人は特に注意しましょう。

成人で大量飲酒(ビール大瓶3本以上に相当)の人は860万人、そのうち、慢性中毒=アルコール依存の人は80万人と言われています。飲酒の仕方は次の4型が考えられます。

A:機会飲酒    宴会など
B:習慣性飲酒   晩酌・寝酒
C:少量分散飲酒  日常行動の合間に少量飲酒の反復が2日以上続く
D:持続深酩酊(めいてい)飲酒 飲んでは眠り、覚めては飲むの反復が2日以上続く

A、Bタイプの人は、大量に飲酒することが続くと、アルコールに依存する体になりやすいので注意しましょう。積極的に飲酒しない日を作り、飲む量もビール大瓶1本ぐらいまでとし、夜飲みをお勧めします。

心配なのはC、Dタイプの人です。このタイプの人は、専門医を受診しましょう。単に意思が弱いとかではなく、病気にかかっていると考えられるので、専門的治療が必要です。アルコールは体への影響も大きいので、不安を覚えたら、1日でも早く専門医に相談してください。