病気について知る病気辞典

貧血と新しい避妊リング

2015年5月28日

月経の時に、ナプキンが1時間もたないほど量が多かったり、経血の中にレバーのようなかたまりがあったりしませんか?

この場合、過多月経のために鉄欠乏性貧血を伴うことが多く、めまいや立ちくらみ、疲れやすいなどの症状が現れます。この貧血はゆっくり進行するため、貧血症状に慣れてしまい症状が自覚しにくく、本人は気付かないことがよくあります。

昨年「ミレーナ」という新しい避妊リングが、過多月経と月経困難症の人に保険で使用できるようになりました。「ミレーナ」とは、「レボノルゲストレル徐放型IUS」の商品名で、フィンランドで開発された子宮の中に挿入する避妊リングです。子宮内膜の成長を抑えて月経の出血を少なくし、生理痛も軽くなります。過多月経や月経困難症の原因となる子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮内膜増殖症などに適応され症状の軽減が認められています。

また、ほかのホルモン剤と異なり、血液中にホルモン剤(レボノルゲストレル)の濃度はほとんど上がりません。そのため更年期を起こすような副作用もありません。

「ミレーナ」は出血がないだけで、生理を起こすような性周期は体の中で保たれています。ただし子宮の形のゆがみや変形があると、脱出してしまうことがあります。

子宮の病気のために貧血で悩んでいる人は、ぜひ主治医の先生と相談してみてください。