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弱視をご存じですか?

2015年7月9日

人間は、生まれたばかりの赤ちゃんのころは「明るい」「暗い」くらいしか分かりません。生まれてから1カ月ごろでものの形が分かるようになり、2カ月ごろで色が分かるようになり、4カ月ごろになると動くものを追って目を動かせるようになると言われています。

3歳ごろになると半分以上の子どもが視力1.0以上見えるようになり、6歳ごろで大部分の子どもが大人と同じ程度の視力を持つようになります。そして、視力が発達する力は、8歳ごろには無くなると言われています。この、視力が発達する期間に、何らかの原因により視力を発達させる刺激を受けることができず、視力が出なくなった状態を弱視と言います。

原因として、生まれた時からまぶたが下がっている眼瞼下垂、片目は正面を向いているのにもう一方の目が違う方向を向いてしまっている斜視、両方の目に強い遠視や乱視がある場合、近視・遠視・乱視などの度数が左右の目で大きく違う場合などがあります。

眼瞼下垂や斜視は見て分かることが多いのですが、近視・遠視・乱視などの度数の異常は検査をしないと分かりません。また、3歳時検診では見えていたのに、就学時検診では見えにくくなっている場合もあります。

ものにぶつかりやすい、転びやすい、目の前の小さなものをつかむのが苦手、ぬりえ・お絵かきなど近くでの作業をすぐ飽きてやめてしまうなどの症状がある場合、弱視の可能性がありますので、眼科受診を考えてみてください。