病気について知る病気辞典

サルコペニア肥満(筋肉減少プラス肥満)

2015年9月24日

ギリシャ語でサルコは骨格筋・筋肉、ペニアは減少を表す言葉で、筋肉が減少していくことを意味します。

サルコペニアの分類には、加齢を原因とする「原発性サルコペニア」と、活動・疾患・栄養を原因とする「二次性サルコペニア」があります。原発性サルコペニアは、運動・身体機能に障害が生じたり、転倒・骨折の危険性が増大し、自立した生活を困難にする原因となります。

近年サルコペニア肥満が話題となっています。原因は、老化・運動不足と食べ過ぎです。筋肉は老化や運動不足によって減少し、基礎代謝が減るにも関わらず以前と変わらない食事量だと、余分なカロリーが脂肪になって体に蓄積し、サルコペニア肥満になります。兆候は、歩幅が短い、歩行速度が遅い、階段を登る時手すりに手をかける、つま先立ちで歩くことができない、椅子に座った状態から片足で立ち上がれない、片足立ちで60秒間立てない、などの足の筋力低下です。

治療と予防は、食事制限と筋力トレーニングです。食事を制限すると筋力が低下する場合があり、筋力トレーニングの後の食事も取り過ぎれば肥満につながるので両方のバランスが大切です。油分の多い食材を控え、筋肉の元となる良質タンパク質やアミノ酸の多い食材を意識して取るようにしましょう。筋力低下予防には、下半身を鍛えるスクワット運動が推奨され、脂肪を減らすためにウオーキングなどの有酸素運動も効果的です。