病気について知る病気辞典

帯状疱疹(ほうしん)痛(帯状疱疹後神経痛)について

2015年8月1日

初期症状をしっかり把握して

皆さんは体に水ぶくれができたり、ピリピリ・ズキズキなどの神経痛を感じることはありませんか。季節の変わり目などで体調を崩し免疫力が低下したり、ストレスが積もり重ったりすると、帯状疱疹にかかりやすくなります。この疾患は「痛みを伴う皮膚病」とも呼ばれ、特有の合併症もあり、一生付き合っていかなければならないものまであります。疾病の予防・早期発見のためにも、さまざまな症状を確認しておきましょう。

主症状としては、発症の1週間前から神経痛に似た痛みと軽い発熱を伴い、その後知覚異常が現れ、水疱(すいほう)状の紅斑(こうはん)と丘疹(きゅうしん)が続いて現れます。帯状疱疹と呼ばれるゆえんは、この水疱がやがてひとつの帯のように見えることからきています。最初は痛痒さを感じますが、帯状になるにつれて、痛みを増強させます。痛みのピークは発症から2週間前後で、通常は3、4週間で完治します。

帯状疱疹は、病院で治療しなくても自然と治ることもある病気ですが、帯状疱疹後神経痛という後遺症を残すリスクが高まります。後遺症でもっともつらく、重要なのはこの痛みなのです。だからこそ羅患後の神経痛の発症を減らすためにも、早めの受診・治療をお勧めします。

それではなぜ、帯状疱疹にかかってしまうのでしょうか。帯状疱疹は元々ウイルスが体の中で眠っているだけで、すでに感染している状態の人が多いのです。そのウイルスが何かの原因で目覚め、発症するかどうかが問題です。その発症を防ぐ対策の1つとして挙げられるのは免疫力の維持です。加齢とともに衰退していく免疫力も、規則正しい生活や栄養バランスのとれた食事、適度な運動をすることで保たれます。

多忙な暮らしの中で、無理をせず、ほんの少しでも構わないので休養をとり、自身の健康に気を配ってください。