病気について知る病気辞典

我慢しないで月経痛

2015年10月1日

痛みや出血の量を軽減させる治療法

月経について多くの女性が不都合を感じているにもかかわらず、痛みや貧血がひどくても我慢して放置している人がまだまだ多いように思います。月経は50歳前後までは女性の体にはなくてはならないものですが、月経痛の原因として子宮内膜症や子宮筋腫といった病気が隠れていることがあります。最近月経痛がひどくなってきた、経血の量が多く下着や寝具を汚してしまう、少しの動作で息切れがするといった症状がある人は要注意です。

これらの症状に対して、痛みや出血の量を軽減させる比較的簡単な治療法があります。大きく分類すると、①鎮痛剤の内服②ホルモン剤の内服③ホルモン付加された子宮内リング(IUS)の挿入です。

鎮痛剤は効き目の確かなものが市販されていて、薬局で手軽に購入できますが、経血の量を減らすことはできません。ホルモン剤は鎮痛剤だけでは痛みがコントロールできない場合にお勧めします。経口避妊薬とほぼ同じ成分の内服薬を使用します。ホルモン量を下げることで体への負担も少なく、経血の量を減らす効果も期待できますが、薬を毎日続けて服用することが必要です。子宮内リングは文字通り、子宮内に小さな器具を装着することで、月経痛と出血の量を同時に軽減することができます。もともとは避妊目的で開発されたものですが、一度装着すると5年間有効です。年に1回程度の定期健診以外は特別な手入れは必要ありません。

ホルモン剤やリングは誰でも使えるとは限りません。重症の場合は月経を止めてしまうような治療や手術が必要な場合もありますが、月経痛のために日常生活が制限されていると感じている人は、治療がうまくいった場合、今までの憂鬱(ゆううつ)からうそのように解放されます。

まずは相談に来てください。