病気について知る病気辞典

進歩する人工関節手術

2015年7月23日

人工関節?
「人工関節」と聞くと、何を思い浮かべますか?きっと「ガンダム」のような金属でできた関節を想像するのではないかと思います。それは強そうですが、ちょっと恐ろしいですね。実際は少し違って、関節の傷んだ軟骨のクッションのところのみを金属に置き換える、すなわち虫歯に金歯をかぶせるような手術だと思っていただければよいと思います。

どんな人が?
関節は軟骨で覆われており滑らかに動きますが、すり減ると骨がむき出しとなり、痛みが出現し、次第に変形してきます。ひどくなって生活に支障を来すような人が手術を受けます。膝や股関節が多いですが、肩、肘や足、指にも人工関節は存在します。

手術のよいこと悪いこと
痛みをとるのには大変優れた手術です。痛くて歩けなかった人が歩けるようになることは、喜びもひとしおでしょう。ところが手術ですから、入院、リハビリも必要ですし、創(傷)が膿んだり血がたくさん出たり、事故も皆無ではありません。

最近のめざましい進歩
人工関節手術数は年々増えており、成績も向上しております。創も小さくなり、術後の関節の可動域も広がりました。技術や薬も進歩し、出血量も格段に減り、輸血はほとんど要しません。入院、リハビリ期間も短縮、膝や股関節では1週間程度で普通に歩いて退院を可能にしている施設も出てきています。関節が痛くて悩んでいる人は、ぜひお近くの整形外科医に相談してください。