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職場における「ストレスチェック制度」が始まります

2015年10月22日

平成26年6月に公布された改正労働安全衛生法により、メンタル不調の予防を目的に、職場における「ストレスのチェックと面接指導の実施」を事業者に義務付ける新たな制度が、本年12月1日より始まります。

この制度は、従業員50人以上を雇用する事業場に義務付けられます。医師や保健師などが実施するストレスチェックを受けることで、労働者自身が自分のストレス状態に早期に気付き、要因となっている労働環境の改善に役立てることが期待されます。

評価項目は「仕事のストレス要因」「心身のストレス反応」「周囲のサポート」の3領域です。「高ストレス」状態と判定された労働者から申し出があれば、産業医などの面接指導を受けることができます。事業者は医師面接の結果に基づき、医師の意見を勘案して、必要に応じた就業上の対策を求められます。

ストレスは、自分ではなかなか気付かないものです。近年、職場での不安や悩みを抱く労働者が激増しています。自殺予防対策を含むメンタルヘルス対策や過重労働対策は、社会的課題です。働く人の心身の健康を確保する上で、多くの方に関心を持ってもらうことが重要です。自分や家族のメンタルヘルスを考える良い機会にしてもらいたいと思います。

なお、このストレスチェックを受けないことや、高ストレスの判定結果などにより、労働者が不利益を被ることが無いように配慮されています。ぜひ、安心して本制度を利用してください。