病気について知る病気辞典

血のおしっこ

2015年11月5日

もし真っ赤なおしっこ(肉眼的血尿)が出たら、びっくりしてすぐに病院に行きますか。痛くもかゆくもなければ様子をみますか。様子をみていたら元のおしっこに戻りひと安心…しかし、症状のない血尿は、悪い腫瘍の可能性があります。

また、目で見て赤くなくても、病院で検査すると血が混ざっていることがあります。それは「顕微鏡的血尿」と言われ、400倍の顕微鏡の一視野に、3個以上の赤血球があるもののことです。

背中やおなかに痛みがあれば、尿路結石の可能性があります。トイレにたびたび行ったり、おしっこを出すときに痛みがあれば、感染症の可能性があります。感染症では、熱が出るときもあります。体がむくんだりする場合は、内科的腎疾患(糸球体障害など)の可能性があります。

しかし「血のおしっこ=病気」と考える必要はありません。症状のない顕微鏡的血尿では、半数以上が、原因が分からないまま、経過をみることになります。50歳以下の方であれば3年間、それ以上であれば5年程度、おしっこの検査(血が混ざっていないか、悪い細胞がないか)や、腎臓~膀胱~前立腺の超音波検査をします。いずれも痛みは伴いません。

赤い血のおしっこが出たら、慌てず病院に来てください。また、気付かないうちに血のおしっこになっているときがあります。検査は、おしっこを検査コップにとるだけですので、症状があるときも、ないときも、ぜひ受けられることをお勧めします。