病気について知る病気辞典

まぶたのダメージによる体調不良

2015年11月26日

目に力を入れると、脳や体が活性化する仕組みがあります。気合いを入れるときに「にらむ」のは、これを利用するものです。でも、もしいつも目に力が入ってしまうと、どうなるでしょうか。

実は、まぶたは子どものころから老化が始まり、少しずつ進行します。こすったり、ひっぱったりしていると、まぶたから目を開ける筋肉が少しずつはずれていくのです。筋力の伝わり方が悪くなるので、筋肉を強く収縮させるようになります。脳や体は常に活性化させられ、疲れやすくなります。脳が疲れると無意識に口に力を入れるようになります。

これらによって起きる症状には、頭痛、目の奥の痛み、まぶたの重み、肩や首、背中のこりや痛み、睡眠障害、脳や体の疲労感、関節痛(特にあごの関節)、歯の痛み、ドライアイなどさまざまなものがあり、いろいろな検査をしても異常が見つからないという特徴があります。

くせや、化粧を落とすときに、強く目をこすったり、目じりを引っ張ってコンタクトレンズをはずしたりしていると、老化が急速に進みます。できるだけまぶたは優しくあつかいましょう。花粉症などのまぶたのかゆみは目薬でおさえましょう。症状が出だしたら、睡眠時間を十分にとったり、目を使う仕事の人は休憩を多くとるなどして対処しましょう。

日常生活に支障が出るほど症状が重い場合や、老化がさらに進んで目が開きにくくなった人には、はずれた筋肉を縫い付けるなどの手術治療を行います。