病気について知る病気辞典

寒さと関節痛、神経痛について

2015年12月24日

朝晩の冷え込みが厳しい季節となりました。寒さとともに、関節や神経の痛みを訴える方が多くなってきます。

寒いと、なぜ痛むのでしょうか?また、若いころは寒くても平気なのに、年を重ねると寒さがこたえるのはなぜでしょうか?これには自律神経(交感神経と副交感神経)が深く関わっています。

気温が低いと交感神経の働きが活発になり、血管が収縮します。すると虚血状態になり、発痛物質の蓄積が起こります。知覚神経も過敏になります。交感神経は副交感神経とバランスを取り合っていますが、加齢とともに副交感神経の働きが弱ってくるため、相対的に交感神経優位になります。このような理由で痛みを感じやすくなると考えられます。

一般的な対処法としては「保温に努める」「適度な運動をして血液の循環を良くする」「ぬるめのお風呂にゆっくり漬かる」「ストレスを減らすようにする」などがあります。また、変形性関節症や動脈硬化など個人の疾患に応じて病態、症状も変わりますので、それに合った治療を行う必要もあります。末梢循環を良くする薬や神経の過剰な興奮を抑える薬など、いろいろな薬が開発され、以前はとれなかった痛みが軽減できるようになってきています。主治医に相談して自分に合った適切な薬、治療法を処方してもらいましょう。