病気について知る病気辞典

ドライスキンについて

2016年2月1日

十分な保湿ケアを心掛けて

健康な皮膚の表面にはバリア機能があり、水分の蒸発や外からの刺激、菌からの感染を防いでいます。また、健康な皮膚には適度な水分量が必要で、皮脂、角質細胞間脂質、天然保湿因子からなる3つの物質の働きによって一定に保たれています。

皮脂とは皮脂腺から分泌される脂のことで、汗などに混ざって表皮を覆い水分の蒸発を防ぎます。角質細胞間脂質は角質細胞同士のすき間を埋めている脂のことで、水分をサンドイッチ状に挟み込み、逃がさないようにします。天然保湿因子は角質層にある尿素やアミノ酸、乳酸、クエン酸のことで、同じく水分を保つ働きをします。これらの物質が少なくなると皮膚が乾燥し、角質層がはがれていわゆるドライスキンと呼ばれる症状になります。

では、ドライスキンにならないためにはどうすればいいのでしょう。

一般的に保湿成分は加齢が原因でも減少しますが、毎日のケアで年齢とは関係なく予防することができます。どうしても乾燥しやすい秋冬の季節は、次のことに十分に気を付けてください。

1.暖房をつけている時は、加湿器などで適切な湿度を保ちます。
2.熱いお湯での長風呂は避け、体を洗う時、手や綿などのタオルで優しく洗いましょう。ナイロンなどのタオルで力をいれて洗うと、すぐに皮膚の脂質が失われてしまいます。
3.洗顔も洗いすぎには注意してください。汗やほこりなどの汚れは、水またはぬるま湯で十分落とせます。それでも脂分の気になる場合は、洗顔料で優しく洗ってください。
4.化粧水は自分の肌に合ったものを選びましょう。アルコール分が多く保湿成分が少ない場合は、かえって乾燥を引き起こすこともあります。化粧水をつけた後は、すぐに保湿成分が配合されたクリームなどを塗って皮膚にフタをします。

ケアをしていてもかゆみや乾燥が治まらない場合は、皮膚科に相談することをお勧めします。