病気について知る病気辞典

ADHDって何?

2016年1月28日

子どもはやんちゃなものですが、小学生になっても「じっと座れずうろうろする」「片付けができない」「すぐに人をたたく」子がいます。これは、ADHD(注意欠如・多動症)という発達の問題かもしれません。

ADHDは「集中力が続かない」「じっとできない」「がまんができない」という行動が特徴です。脳の発達のかたよりが原因ですので、育て方やしつけのせいではありません。でも、育て方や接し方を工夫することによって、症状を軽くすることはできます。

ADHDは血液検査や画像検査では分かりません。睡眠不足の子、心配事のある子は、ADHDと同じ症状がみられることもあります。ご家族だけでなく、学校や園の先生に普段の状況を聞き、診察や発達検査を行った上で診断します。気になる方は、かかりつけの小児科医や小児神経・児童精神の専門医に相談してください。

ではADHDと診断された場合、どうすればいいのでしょうか?
勉強する場所にいらないものを置かない、勉強は短い時間を目標にするなど環境を整えましょう。ゲームは頑張ったごほうびとして、時間を決めてさせましょう。怒られるばかりで自尊心が低くなりがちですので、やれたという自信が持てるようにうまくできたら褒めてあげることも大事です。

「早く集中力をつけさせたい」「感情のコントロールが難しい」などの時には、薬で治療することもあります。ADHDの子どもたちの行動特性を理解し、家庭・学校・医療が協力することで、彼らが充実した生活を送れるようにしてあげましょう。