病気について知る病気辞典

小学校・中学校の健康診断に「運動器検診」が加わります

2016年3月31日

現在小学校・中学校の児童・生徒においては、過剰な運動によって引き起こされる問題や、肥満などの運動が不足していることが関わっている問題などが増加しているといわれています。その対応の一つとして、国は、平成26年4月30日に学校保健安全法施行規則の一部を改正し、平成28年4月から学校の健康診断に「運動器検診」を加える旨を通知しました。運動器については今まで、脊椎側彎(そくわん)症の検診は行われていましたが、新たに必須項目を加え「脊柱および胸郭の疾病および異常の有無ならびに四肢の状態」を検診するよう改定されました。

新たに加わった内容は、①身体を反らしたり曲げたりしたときに、腰に痛みがでませんか、②片脚立ちすると体が傾いたり、ふらついたりしませんか、③足の裏を全部床に付けて完全にしゃがめますか、④手のひらを上に向けて腕を伸ばしたとき、完全に伸びない・完全に曲がらない(指が肩につかない)ことはありませんか、⑤バンザイしたとき、両腕が耳に付きますかの項目です。

児童・生徒がいる家庭においては、年度初めに学校から保健調査票が届けられると思います。家庭で上記の項目をチェックし、心配なことがあれば学校に伝えてもらいたいと思います。毎年、学校医が児童・生徒を診察していますが、日常生活でないと気付かないことがありますので、ぜひ保健調査票の記載にご協力をよろしくお願いします。