病気について知る病気辞典

こむら返りについて

2016年5月12日

睡眠中や運動時にふくらはぎがつる「こむら返り」を経験したことはありませんか?

こむらは漢字で書くと「腓(こむら)」でふくらはぎのことです。ふくらはぎの筋肉が何らかの原因で過剰に収縮してしまうことで、筋痙攣(きんけいれん)と呼ばれています。多くの場合は下半身、特に太もも、ふくらはぎや足の指に起こります。

こむら返りは、睡眠中や運動時の発汗により体内の水分やミネラル(主にカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなど)が失われ、ミネラルのバランスが崩れたり、水泳や冷房など寒冷刺激が誘因となります。また、薬(降圧剤、利尿剤、β遮断薬、抗甲状腺薬、ホルモン剤など)や、肝臓病、腎不全や透析、糖尿病、閉塞性動脈硬化症(動脈の血管が詰まる)、脊柱管狭窄(きょうさく)症(背骨の神経が圧迫される)や椎間板ヘルニアなどの脊椎疾患あるいは妊娠などが原因のこともあります。

こむら返りが起こったら、反動をつけずにゆっくりと筋肉をストレッチしましょう。勢いよく伸ばすと肉離れを起こす危険があります。

予防として、日ごろからミネラルやビタミンを多く含んだバランスの良い食事を心掛けてください。また、運動の前後、就寝前のストレッチやマッサージ、保温(入浴)などにより血液の循環を良くし筋肉の疲れをとるようにしましょう。

こむら返りを繰り返すようなら、重大な病気が潜んでいることもありますので、検査を受けてみることをお勧めします。