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脳梗塞の原因となる不整脈「心房細動」とは?!

2016年5月26日

脈の乱れの一つに「心房細動」があります。この不整脈が原因で脳梗塞になった著名人には、長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督や、西城秀樹さんなどがいます。ではなぜ「心房細動」だと脳梗塞になりやすいのでしょうか。

正常な心臓は、心臓を動かす電気刺激が規則正しく作られるので、心臓の上半分の心房と、下半分の心室とが交互に収縮し、血液がよどみなく流れます。これに対し心房細動では、心房で、あちこちから1分間に300~600回程度の不規則な電気刺激が発生するため、心房の壁が規則正しく収縮できず、細かく震えるような状態になります。そのため心房内の血流によどみが生じ、心房の内壁に血栓ができやすくなります。

心房壁(特に左心房)にできた血栓は、心臓から体へ出て行くとき、ちょうどパチンコ台で玉がはじき出されるように大動脈内壁の外周に沿って流れるので、大動脈の最初の外側への枝である脳の血管へ飛び込んでふさぐことが多く、脳梗塞を発症した患者の約4分の1~3分の1は、心房細動が原因であると言われています。

心房細動になると、脈が乱れ、疲れやすく、動悸(どうき)や息苦しさを感じる人もいますが、全く無症状の人もいます。

心房細動の治療は日々進歩していて、正常な脈に戻すカテーテル手術や、心房細動であっても心臓の中に血栓を作らないようにする薬による脳梗塞予防など、さまざまな手当てができるようになっています。

もし、脈の乱れに気付いたら、お気軽にご相談ください。