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大腸がんに注意を~大腸がん検診を受けましょう~

2016年6月30日

「大腸がん」は増えています。国立がん研究センターの集計(2013年)によると、がんにかかった人の数では、男性の場合、大腸がんが今回初めて1位となりました。女性では、乳がんと大腸がんの増加が目立ち、大腸がんの患者数は乳がんに次いで2位でした。男女合わせた部位別の患者数では、大腸がんがトップでした。一方、大腸がんで亡くなる人の数を2014年のデータで見ると、女性では1位、男性では3位となっています。

このように、大腸がんは多く見られるがんですが、早期に発見して治療すればほぼ治癒が可能な、比較的たちのいいがんとして知られています。それではどのように早期発見すればいいのでしょうか。まずは大腸がん検診を受けることが重要です。

大腸がん検診では「便潜血検査」という便の検査を行います。これは、便に混ざった微量の血液を検知する検査です。大腸がんやポリープがあると、便がこすれて血液が付着します。

この便潜血検査が陽性であった場合は、必ず大腸内視鏡等の精密検査を受けるようにしましょう。「自分は痔があるから」などと安易に考えないで、大腸の健康状態を正確に知るチャンスと考えてください。早期発見につながり命拾いするかもしれません。将来がんになる可能性のあるポリープの発見、治療にもつながります。一方、便通異常、腹痛、下血等の自覚症状が長く続く人は、ぜひ医療機関を受診されることをお勧めします。