病気について知る病気辞典

ビールの飲み過ぎに注意(尿酸の観点から)

2016年8月25日

暑い日が続くと、ついついビールを飲みたくなりますね。街でも、ビアガーデンで盛り上がっている人たちをよく見かけます。仕事や私生活のストレス発散には、ある程度のビールはいいのでしょうが、飲み過ぎると問題が起こってきます。私は泌尿器科なので尿酸の観点からいくつか話したいと思います。

ビールには、尿酸の素となるプリン体が多く含まれ、その結果、尿酸値が上昇します。高尿酸血症になるとおしっこが酸性になり、尿酸が結晶化して腎臓の機能が悪くなったり、尿酸結石がでてきたりします。また、尿酸の結晶が足の指や関節にたまると痛風になります。経験された人は分かると思いますが、結石もつまるとかなりの痛みを伴いますし、痛風も歩くのも困難なくらい痛いです。そのほかにも、高尿酸血症は動脈硬化の危険因子にもなります。あと余談ですが、ビールのつまみ(干物類)も尿酸値を上げるので気を付けましょう。

診断としては、まず採血をして自分の尿酸値を測定してみましょう。尿酸を下げる薬としては、尿酸の排泄を促進するものと、尿酸の生成を抑制するものがあります。これらの薬は、状況により使い分ける必要がありますので、尿酸の高い人は主治医に相談するのがいいかと思います。

この夏、ビールを飲み過ぎた人は、一度採血してみてはいかかでしょうか。