病気について知る病気辞典

白内障について

2016年9月15日

白内障という病気はよく耳にすると思います。眼の中の水晶体というピントを合わせているレンズが濁ってくる病気です。

原因の多くは加齢によるもので、50歳くらいから少しずつ発症してきますが、進行の程度は個人差がかなりあります。他の原因としては、先天性(生まれつき)や、糖尿病、外傷、放射線、薬物(主にステロイド薬)が有名です。ほとんどが高齢者ですが、アトピーや全身の病気に伴うものなどでは、若くして白内障を発症することがあります。

症状としては、眼のかすみやまぶしさ、二重に見える、色の見え方が以前と違う、眼鏡が合わなくなったなど多岐にわたります。

白内障が軽度で、眼鏡で矯正した視力が比較的良好であれば、経過観察でも大丈夫ですが、視力低下が進行した場合には手術が必要になります。白内障手術は濁った水晶体を超音波にて吸引し、残った水晶体の袋の中に眼内レンズを挿入します。現在、白内障手術はほぼ完成された術式になっており、ほとんどの人が目薬の麻酔のみで短時間で終わります。そのため、視力が良好でもまぶしさなどの症状が強い場合など、患者さんとの相談の上、早期に手術をする場合も多くなってきています。

しかし、白内障手術で一番怖いのは、術後の感染(眼内炎)です。4~5千人に1人とめったに起こりませんが、発症すると重篤になる可能性がありますので、手術後も感染が起こらないよう患者さんにもしっかり協力してもらう必要があります。