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B型肝炎ワクチンの定期接種が始まります

2016年10月13日

平成28年10月1日から、B型肝炎ワクチンの公費助成による定期接種が始まりました。対象者は、平成28年4月1日以降に出生した子どもで、1歳になるまでに3回の接種をします。(1歳以降の接種は自費になります。B型肝炎ウイルスの母子感染予防を受けた人は、今回の対象になりません)

標準の接種時期は、生後2カ月・生後2カ月・生後7~8カ月の3回です。(同居者にHBキャリアの人がいる場合は、出生直後から接種を開始することが推奨されています)
1回目の接種から3回目の接種を終えるまでに約半年かかりますので、平成28年4月生まれの子どもは、定期接種が始まったらすぐ10月中に1回目の接種をしないと、1歳までに3回接種を済ませるのが難しくなります。

B型肝炎ウイルスは、ヒトの肝臓に感染し、一過性感染あるいは持続感染(キャリア)を起こし、持続感染の多くは出生時や乳幼児期の感染で成立します。(3歳以下の乳幼児がB型肝炎ウイルスに感染すると、90%以上がキャリア化します)

感染は、出生時の母子感染だけではなく、B型肝炎を持っている人の汗、涙、唾液などを介しても感染をおこし、過去には保育園などでの流行も報告されています。持続感染を起こした人の10~15%は、感染から年月を経て慢性肝炎を発症し、その後、肝硬変・肝細胞がんを発症することがありますので、B型肝炎ワクチン接種をして予防することが大切です。