病気について知る病気辞典

肺炎球菌ワクチン

2016年10月20日

平成26年10月1日から、65歳以上の高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンが定期接種となり、5年をかけて対象者にゆきわたるよう、公費助成のワクチン(薬品名ニューモバックス)接種が現在行われています。

寝たきり状態や誤嚥(ルビ:ごえん)からの肺炎は、予防が困難な場合も多いのですが、通常の生活をしている人や、デイケアやデイサービスへ通っている人には、このワクチン接種をお勧めしています。特に、体力や脚力が低下しつつある人は、肺炎で入院となればさらに筋力が低下し、それまで可能であった生活が困難になることさえありますので、それが少しでも予防できることは、健康寿命の延長にもつながることと考えます。

このようななか、数年前より新しい肺炎球菌ワクチン(薬品名プレベナー)が利用できるようになりました。このワクチンはまだ公費助成のワクチンとしては認められていませんが、このプレベナーを先に接種し、その後1年以上あけてからニューモバックスを接種するのが、肺炎球菌による肺炎に対しての予防効果が最も高いとアメリカで推奨されています。

したがって、まだ公費助成の対象となっていない人は、まずプレベナーを接種しておき、しかるべき時期にニューモバックスを接種するのが良いと思われます。もちろん、すでにニューモバックス接種済みの人でも、プレベナーによるさらなる予防効果は期待できますので、興味のある人はかかりつけの先生に相談してみてください。