病気について知る病気辞典

ちょくちょく目が開きにくくなる、まぶしい…それは眼瞼けいれんかも

2016年10月27日

目がパッチリ開いているときもあるけど、他人と話しているときなどに両目のまぶたが開きにくくなる、目をしかめたようになる、異常にまぶしい。こんな症状で困っている人は、眼瞼(ルビ:がんけん)けいれんという病気かもしれません。

私たちのまぶたがスムーズに開閉できるのは、無意識のうちに脳が精巧な調整をしているおかげです。ところが眼瞼けいれんではその調整がうまくいかないので、目を開けたいときなのに開きにくくなって目をしかめたり、まぶたがピクピクしたりします。ひどいケースでは、歩行中に意に反してまぶたが閉じてしまい、電柱にぶつかることもあります。

脳のCTやMRIでは異常がないことが普通です。時にはドライアイと診断されて治療しているが、一向に良くならないという患者さんの中に、この病気が隠れていることもあります。また、一部の安定剤や睡眠薬が原因となっておこる薬剤性の眼瞼けいれんもありますので注意が必要です。

治療は、軽度の場合は内服薬を試すこともありますが、ボトックスという薬をまぶたに注射する方法がよく効きます。最低3カ月は注射の間隔を空けます。ボトックスは美容でも使用されますが、眼瞼けいれんは病気ですから眼科で保険診療が可能です。一方、いつもまぶたが下がって見えにくいのは、眼瞼下垂という別の病気です。これは手術で良くなります。

気になる方は、一度まぶたを専門的に診ている眼科に相談されることをお勧めします。