病気について知る病気辞典

ニキビは皮膚科できれいにしましょう

2016年11月19日

あなたの手当てはどこが間違っているのか、ご紹介します

ニキビは思春期には殆どの方にできますが、12歳でも30歳になってできても憂鬱なものです。鏡に映る1個のニキビも気になって触ったり、爪でつぶそうとしてしまいがちです。

皮膚科治療が進化したこの1年のニキビの対処法を、Q&A方式でお答えします。

①なぜニキビが出たり引いたり繰り返すの?

毛穴にある皮脂腺が活発になり、出口がつまる→角栓→コメド形成→ニキビ菌が増え赤くなります。これが白→赤→黒→キズあと(凹む)の正体です。1個のニキビができるときは微小(目に見えない)ニキビが10個できていると言われています。

②予防法はありますか?

正しいスキンケアが大切です。ニキビで悩まれている方を見せてもらいますと、「毛穴の汚れを取ろう」と不適切な洗顔の方が多いようです。

③原因は何ですか?

皮膚のバリア機能の低下、月経時のホルモンバランスの乱れ、ストレスなどがありますが、自分で変えられるものと手当が必要な場合があります。

④チョコやナッツ、甘いお菓子などは関係しますか?

今までの研究では「特別に悪い食べ物は無い」と言われていますが、自分が食べて明らかに悪くなるものは、短期間でも減らしてみてください。

⑤化粧、メイクはしていいのですか?

化粧品で悪化する可能性は少ないのですが、繰り返す方の中には、製品を選ぶときの選択が間違っている方も見受けられます。下地は油性でないもの(ノン・コメドジェニックで刺激の少ない製品)が良く、メイクは積極的にして「気になる部位からアイ・メイクや口紅」へ視線が行くような流れが必要です。クレンジング・洗顔は丁寧に肌質を荒らさないようにしてください。乾燥に傾きすぎると、皮脂腺が部分的に活発になって悪化してしまいます。

⑥治療はどんなものがありますか?

世界的に軽度、中等度、重度により決まっていますが、個々にアレンジします。軽い赤味や白いコメドはレチノイド(アバダレン)、BPO(過酸化ベンゾイル)やクリンダマイシンの外用を主に、必要に合わせて漢方薬やケミカル・ピーリングを組み合わせます。ケミカル・ピーリングは、フルーツ酸などの皮膚に障害を与えすぎない、皮脂腺の詰まりを取り除く作用と表皮の新陳代謝を正常化させるように工夫されています。赤味が強く炎症が激しい場合には、先ほどの塗り薬に合わせて、ニキビ菌の抑制作用や炎症を鎮めるテトラサイクリン系などの内服も必要です。

化膿したニキビが20個以上(顔の片側に)のときには、上記の治療を3カ月以上続けていかないと、痕が残ることが多いと言われています。これらの治療と生活指導で落ち着けば維持療法に入りますから、安心してください。

⑦ニキビ痕は治りますか?

赤味は徐々に薄れていきますが、一度できた凹みなどは普通の治療では反応しないことが多いので、早めに皮膚科を受診してよく相談され、素敵な笑顔を取り戻してください。