病気について知る病気辞典

肩に痛みを感じたら

2016年11月3日

どういうわけか肩が痛い。特に理由もなく、突然生じたりする肩の痛みがある場合「肩関節周囲炎」、通称「五十肩」かもしれません。様子を見ていればそのまま軽快することがありますが、時に痛みが継続・悪化することもあります。様子を見過ぎて肩が動かなくなってしまうことすらあります。そのような時に、皆さんは初めて医療機関を訪れることになります。

では、どのような治療ができるのでしょうか。読んで字のごとし、肩関節の周囲の炎症ですから、初期の場合には急性炎症を鎮める治療を行います。具体的には、安静・内服・外用薬・電気治療・肩関節内注射などです。早ければ早いほどよいでしょう。

残念ながら医療機関受診が遅れ、肩を動かしたときのみ痛みが生じるだけでなく、じっとしていても痛い・罹患肩を下にして寝ると痛い・肩が動かないなどの慢性期になった場合、上記の治療にプラスして肩関節の運動がとても大切になります。痛い肩を無理して動かすとさらに悪化することがあるため、痛くないように動かすことが重要です。肩甲骨を動かすようにする、腕を象の鼻のようにぶらぶらさせて動かすなどが、自分で行うことができ、かつ一番大切な治療ではないでしょうか。

また、肩が痛いからといって勝手に五十肩と思っていてはいけません。別の思わぬ原因が潜んでいることがあります。カルシウム代謝の変化が多い閉経前後の女性に多いのですが、肩に石灰化を起こしている場合があります。その場合、レントゲン撮影で簡単に分かります。

肩の痛みが続いている場合は、なるべく早めの医療機関受診をお勧めします。