病気について知る病気辞典

ノドの違和感

2016年11月17日

ノドのつまり感や「何かひっかかっているよう」といった症状を訴える状態を咽喉頭異常感症といいます。

その原因としては、咽喉頭炎(ノドの炎症)、慢性扁桃(ルビ:へんとう)炎や咽頭の知覚神経の過敏、慢性副鼻腔炎(いわゆる蓄膿)やアレルギー性鼻炎、甲状腺腫瘍や脊椎の骨棘(ルビ:こつきょく)形成(骨の突出)、食道憩室や咽頭筋の過緊張、逆流性食道炎、頭頸部特に下咽頭、喉頭や食道のがん、プランマー・ビンソン症候群(鉄欠乏性貧血に伴う食道粘膜の突出)、自律神経失調症、がん不安や神経症等があります。その他に、胃カメラや全身麻酔の際の気管内挿管の後に生じることもあります。

このように、原因にはさまざまなものがあり、治療に際しては原因を特定する必要があります。原因が特定できれば、その原因に対する治療を行います。

例えば、慢性副鼻腔炎が原因の場合、副鼻腔炎の治療を行わないと症状が消失しないことがあります。また、咽頭の知覚神経の過敏や精神的要因等が原因と考えられる場合、それらが原因かどうかを検査で判定することは困難で、その場合には症状に応じた薬を使ってその効果をみるという、診断的治療が必要になります。なお、悪性腫瘍は放置すると致命的となることもあり、注意を要します。

このように、ノドの違和感の原因はさまざまで、放置すると致命的になる病気もあるため、このような症状でお困りの人は専門医に相談してみてください。