病気について知る病気辞典

はやり目とは?

2016年11月24日

結膜は、まぶたの裏側と白目の表面を覆う薄い透明な膜で、異物や病原体が侵入するのを防ぐ働きがあります。結膜炎は、結膜に起きる炎症のことで、原因には細菌やウイルスなどの病原体や、花粉やハウスダストによるアレルギーがあります。

ウイルス性結膜炎の中でも、人にうつりやすいものを「はやり目」と呼び、よく流行するものとして流行性角結膜炎、咽頭結膜熱があります。

流行性角結膜炎は、結膜が充血し、目やにや涙がたくさん出てまぶたがはれることもあります。片方の目に発症して、数日中にもう一方の目にも同じ症状が出てきます。発症して約1週間後に症状が一番強くなり、徐々に改善していきますが、炎症が強い場合は黒目の表面に小さな濁りが残ることがあります。

咽頭結膜熱は、目の症状は流行性角結膜炎より弱いのですが、喉の痛みや39度前後の発熱などの症状がみられます。夏にプールを介して流行することがあることから「プール熱」とも呼ばれます。

どちらの結膜炎も特効薬はありませんが、炎症を抑えたり、細菌の感染を予防するための点眼薬を使用します。他の人にうつる恐れのある期間は、約1~2週間です。流行性角結膜炎は、医師が周囲への感染力がなくなったと判断するまで、咽頭結膜熱は、主要症状がなくなった後2日を経過するまで登校を禁止することになっています。

ウイルスは、目をこすった手や目を拭いたハンカチなどから感染します。感染を予防するには手洗いが重要です。また、「目を拭く時はテッシュペーパーなどを使う」「タオルは別のものを使う」「お風呂は最後に入る」などして感染を防ぎましょう。