病気について知る病気辞典

骨粗しょう症

2017年2月16日

「寝ていて起き上がる時に腰が痛い」または「若い頃に比べて身長が縮んだ」などの症状がありませんか?
それは骨粗しょう症によって背骨が弱くなり、圧迫骨折が起こっている可能性があるので注意が必要です。

健康な骨は、古くなった骨を壊す細胞と新しい骨を作る細胞がバランスよく働いていますが、壊す方が進行し過ぎて作る方が追い付かなくなることが、骨粗しょう症の主な原因です。女性ホルモンは骨を壊す細胞の働きを緩やかにする作用があるので、閉経後女性ホルモンが減少することにより60歳以上の女性3人に1人、70歳以上では2人に1人が骨粗しょう症という報告もあります。他にも、長期のステロイドの服用や、喫煙、飲酒、運動不足なども骨粗しょう症の原因となります。寝たきりになる原因の約10%は転倒・骨折であり、軽視できません。

骨粗しょう症の予防・治療には、食事療法・運動療法・薬物療法があります。まず食事療法では、バランスよくさまざまな栄養素を取ることが大切です。特にカルシウムを多く含む乳製品や大豆製品・緑黄色野菜など、ビタミンDを多く含むキノコ類や魚など、ビタミンKを多く含む緑黄色野菜や納豆などを意識して多めに食べるよう心掛けましょう。運動療法は、散歩やグラウンド・ゴルフなどの軽い運動で十分なので、なるべく屋外での運動を習慣にしましょう。

最後に薬物療法は、患者さんの状態や検査結果に応じてさまざまな薬があり、昨今著しく進歩してきているので、気軽に相談してもらえたらと思います。