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利き目

2017年3月16日

手に、右利き・左利きという「利き手」があるように、目にも「利き目」があります。そして、ものを見るときには「利き目」に頼っているというのをご存じですか。

では、その利き目はどうしたら分かるのでしょうか。まず、両手の人差し指と親指同士を合わせて輪を1つ作ります。それを目から40~50cm離し、輪の中心に何か対象物が入るように両目で見ます(対象物の大きさに合わせて、輪の大きさも調整してください)。続いて片目ずつ閉じてみます。そのときに、対象物の位置がずれなかったほうが利き目です。

この利き目、意外なところでも活躍するのです。今まで眼科には行ったことがないという視力がとても良かった人で、年齢とともに近くが見えづらくなったと、遠近両用のコンタクトレンズを希望して受診されるケースがよくあります。実は、遠近両用のコンタクトレンズは近くが見えやすくなる代わりに、遠くは少しぼやけてしまうのです。良くなかった視力がコンタクトレンズを使用することで見えるようになって感動を覚えるのとは逆で、遠近両用のコンタクトレンズを入れると、今まで見えていた遠くが少しぼやけてしまい、淡い期待を抱いて装着したのに意外と不評…ということが多々あるのです。

見えるようになるのと見えづらくなるのとでは全く違いますよね。このような場合には、利き目は遠方に、反対の目は近方にレンズの度数を合わせることで、脳が調節してくれるようになります。慣れるまで少し時間はかかりますが、案外しっくりいく場合もあるのです。