病気について知る病気辞典

高尿酸血症について

2017年3月23日

通院中の定期検診、事業所健診、人間ドックなどの検査の報告に「血清尿酸値」と記入されています。男女共にこの値が7.0mg/dLまでが基準値内で、超えると高尿酸血症と呼ばれます。7.0以上になると尿酸が血液中で飽和状態になり、8.0以上になると、特に足の親指の付け根の関節の中に尿酸結晶が作られ、炎症(激しい疼痛(とうつう)、発赤、腫脹(しゅちょう))が起こります。これが痛風発作です。

さらに尿中に結晶ができ、腎尿管結石が起こりやすくなります。また腎臓でも炎症が起こり、腎機能障害から透析を必要とする腎不全まで進展することがあります。

高尿酸血症の原因は、遺伝に加えて以下のような食事習慣が大きく関係します。
①食事全体の過量、大食い、早食い、不規則な食事の結果である肥満体重
②プリン体の取り過ぎ(多く含まれているのが、肉類・レバー・魚卵・干物・ビール・ラーメンおよびそれらのだし)
③清涼飲料水や果物に含まれている果糖・人工甘味料の取り過ぎ
④水分不足(目安1日1リットル)
⑤野菜不足
⑥アルコールの取り過ぎ(アルコール自体が尿酸値を上昇させる)

治療および進展予防には、先に挙げた6つの食習慣の是正に加えて適度な運動も役立ちます。筋肉トレーニングよりも、ウォーキングや水泳のような有酸素運動が有効です。

痛風発作を起こす人は約90万人、高尿酸血症の人はその10倍と考えられており、第4番目の生活習慣病と言っても過言ではありません。