流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2016年7月第5週

成人では、気管支喘息、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告が僅かに認められます。溶連菌感染症と異型肺炎の報告が若干増加しています。
小児では、手足口病・ヘルパンギーナの報告が多くみられます。咽頭結膜熱(プール熱)・異型肺炎・水痘(みずぼうそう)・溶連菌感染症・伝染性紅斑(リンゴ病)の報告数は横ばいです。

特にはやっている皮膚感染症はありませんが、先週に引き続き虫さされ、あせも、日焼けで受診される方が多くみられます。伝染性膿痂疹(とびひ)も増えています。花粉症(鼻炎、結膜炎)は横ばいの状態です。

梅雨明けで日照時間が長くなり、住宅の壁や柱自体が高温になっているため、夜間、睡眠時のエアコンのタイマーが切れた後、急激に室温が上昇します。タイマー運転中の設定温度を低くしても、温度変化が大きくなり、かえって体調をくずす場合もあります。一般的な安眠室温、26~29度を維持するように気を付けましょう。

2016年7月28日

2016年7月第4週

暑さに加え、湿度の高い日が続いています。
成人では気管支ぜんそく、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が多少見られます。溶連菌感染症は増えてきています。
小児では先週に比べ、へルパンギーナがさらに増加し、咽頭結膜熱(プール熱)も増えてきています。異型肺炎、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、手足口病は横ばいで、水ぼうそう、溶連菌感染症、伝染性紅斑(リンゴ病)は減少しています。百日咳の報告もわずかに見られます。百日咳はかぜのような症状に始まり、けいれん性の咳が長く続くのが特徴で、子どもだけでなく大人もかかることがあるので注意が必要です。

花粉症(鼻炎、結膜炎)は横ばいの状態です。

皮膚疾患では虫刺され、あせもの他、日焼けで受診される方も増えています。梅雨があけました。しっかり紫外線対策を心がけましょう。

2016年7月21日

2016年7月第3週

急に猛暑となり、体調を崩したり熱中症を起こす方が増えてきました。
成人では特に流行している感染症はありません。
小児ではヘルパンギーナが急激に増加しており、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や溶連菌感染症、伝染性紅斑(リンゴ病)、水ぼうそうなどが引き続き見られます。ヘルパンギーナは夏かぜの代表的なもので、のどに水疱ができ高熱が2~3日つづくウイルス性咽頭炎です。自然に治る病気ですが、のどの痛みのため食事や水分が摂りにくくなることもあります。特に水分が充分に摂れない場合は脱水を起こすことがありますので、医療機関を受診してください。

皮膚のトラブルとしては虫刺されや汗疹(あせも)が増えています。
イネ科の花粉症(アレルギー性鼻炎、結膜炎)は引き続き見られますが、多くはありません。

2016年7月13日

2016年7月第2週

成人では、気管支ぜんそくの報告は減少しています。溶連菌感染症の報告がありました。成人でも子供から感染し伝染性紅斑(リンゴ病)で受診される方がいらっしゃいます。
小児では、先週に比べ水痘(みずぼうそう)・溶連菌感染症・異型肺炎は減少傾向にあります。咽頭結膜熱(プール熱)・ヘルパンギーナは横ばいですが、伝染性紅斑(リンゴ病)は増加傾向にあります。百日咳の報告は微増していますが、全国的に百日咳の流行傾向にあるため注意が必要です。

花粉症(鼻炎)はさらに減少しました。花粉症(結膜炎)は、先週と同程度です。
流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。

この時期はまだ体が暑さに慣れていないため、気温が30度をこえてなくても熱中症になりやすいので、水分や適度の塩分をこまめにとり、体調管理に十分お気を付けください。

2016年7月6日

2016年6月第5週

成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は、先週と同程度です。流行している疾患はありません。
小児では、先週に比べ咽頭結膜熱(プール熱)・ヘルパンギーナ・溶連菌感染症・異型肺炎が増加しています。水痘(みずぼうそう)は全体の報告数は先週に比べ減っていますが、乳幼児の報告数は増えています。
伝染性紅斑(りんご病)で受診される方がいらっしゃいます。暑くなり、あせもの患者さんも、増えてきました。

花粉症(鼻炎)は減少しましたが、まだやや高い値で報告されています。花粉症(結膜炎)は、減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。

梅雨に入り雨の日が続いています。気温の高い日が続いていますので、食中毒に注意し、食品の衛生管理には十分気を付けましょう。

2016年6月30日

2016年6月第4週

先週と同様に成人、小児ともに溶連菌感染症の報告が少しみられます。
小児では水痘(みずぼうそう)がわずかに増加し、異型肺炎、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は減少傾向です。百日咳、手足口病、ヘルパンギーナの報告がわずかにみられました。

皮膚疾患でとくに流行しているものはありません。花粉症(鼻炎・結膜炎)は再び増加しています。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。

水痘(みずぼうそう)は小学校低学年に報告が多くみられますが、乳幼児でも報告がみられます。予防するためには予防接種をすることが大事です。水痘に罹患歴がなく水痘ワクチンを2回接種済まされてない方は、公費負担で受けられますので水痘ワクチンをうけるようにしましょう。

2016年6月23日

2016年6月第3週

小児、成人ともにインフルエンザはほぼ終息したものの、溶連菌感染症が多少みられます。
小児では他に異型肺炎、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)もわずかにみられますが、百日咳の報告はありませんでした。

花粉症(鼻炎・結膜炎)はまだ報告がありますが、減少傾向にあります。
皮膚疾患や耳鼻科疾患では、特に流行しているものはありません。
流行性結膜炎(はやり目)は流行っていませんが、多くの学校ではプールが始まっています。よく手を洗い、目をこすらないようにして予防を心がけましょう。

また、梅雨に入りましたが、日差しが強くなるときもあります。暑さに体が慣れてない時期ですので、早めの休息、水分補給など熱中症対策も忘れずしていただければと思います。

2016年6月15日

2016年6月第2週

感染症は全体的に少ない状態が続いています。インフルエンザは松山周辺地域では、ほぼ終息したと思われます。

小児、成人ともにマイコプラズマによる異形肺炎や溶連菌感染症がみられますが多くはありません。その他に、小児では、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、伝染性紅斑(りんご病)などがわずかにみられます。

小児、成人の両方で、アレルギー疾患である花粉症(鼻炎・結膜炎)や気管支喘息が、多く見られています。
皮膚の感染症では、特に流行しているものはありません。

2016年6月8日

2016年6月第1週

成人では、インフルエンザの報告は更に減少し、溶連菌感染症の報告が多少ありました。
小児でもインフルエンザ・水ぼうそう・おたふくかぜの報告は減少し、溶連菌感染症・異型肺炎が増加傾向にあります。

花粉症(鼻炎)が再び増加し、高い値で報告されています。花粉症(結膜炎)は少し増加傾向で、流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。

皮膚疾患では、虫刺されや毛虫皮膚炎で受診される方が増えていますので、外出時には日焼け対策と共にお気をつけください。

2016年6月1日

2016年5月第4週

インフルエンザの報告は更に減少し、終息してきています。
成人では、溶連菌感染症や異型肺炎の報告が多少ありました。
小児では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は増加傾向にあり、水痘(みずぼうそう)・おたふくかぜの報告は微増しています。

皮膚疾患では、伝染性紅斑(りんご病)で受診される方がみられます。

花粉症(鼻炎)は半減しましたが、まだやや高い値となっており、花粉症(結膜炎)は少し増加しています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。

天気の良い日は気温が高くなり、夏日も増えてきました。こまめに水分補給を行い、熱中症にならないよう、気を付けましょう。紫外線も強くなっています。外出の際には日焼け止めや帽子・日傘などの紫外線対策を行いましょう。

2016年5月25日