流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2014年5月第4週

 今シーズンは例年にくらべて長くつづいたインフルエンザの流行は、ようやく終息してきました。インフルエンザB型が、わずかにみられる程度になりました。
 小児、成人ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が比較的多い状況がつづいています。
 小児では、水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)がみられますが多くはありません。このなかでは、水痘の発症がやや多いようです。
 アレルギー疾患は、花粉症が原因の鼻炎や結膜炎は発症のやまをこえて減少しつつあります。気管支喘息は、現在減少していますが、今後、梅雨時になると増加してくることが予想されます。
 日中の紫外線が強くなってきました。皮膚疾患では紫外線が原因の皮膚炎が増加してきました。

2014年5月22日

2014年5月第3週

 成人では、インフルエンザはさらに減少しています。気管支喘息は増加しています。
 小児では嘔吐下痢症(感染性胃腸炎)が先週に引き続き、やや増加しました。インフルエンザは減少傾向ですが、下げ止まっているようで、まだ警戒が必要です。水痘、喘息、溶連菌感染症が増加、他の疾患は先週と同程度かやや減少しました。
 今週も特に流行している皮膚感染症はありませんでした。
 花粉症(鼻炎)はやや増加しました。流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告がありました。花粉症(結膜炎)は、少し増加しています。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
 気温も上昇し、紫外線も強い季節に入ってきました。外出時は、日焼けに注意し、水分摂取にも気を配りましょう。

 

2014年5月14日

2014年5月第1週

 成人では、インフルエンザは減少しており、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばい状態です。
 小児では、感染性胃腸炎がやや増加していますが、インフルエンザは、先週と同程度です。その他の疾患は先週と同程度かやや減少しています。
 今週も特にはやっている皮膚疾患や皮膚感染症はありません。
 インフルエンザは少なくなりましたが、地域的な小流行か、やや増減がみられます。
 花粉症(鼻炎)はさらに減少しており、花粉症(結膜炎)も減少しています。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
 ゴールデンウィークを迎え、野外活動が多くなる時期です。紫外線による皮膚トラブルを防ぐため、紫外線対策も忘れずに行いましょう。
 5月は幼稚園、小中学校で、内科、眼科、耳鼻科、歯科の検診が行われます。学校からの検診結果が医療機関受診必要であれば早めに専門医を受診しましょう。

2014年5月1日

2014年4月第4週

 成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染症の報告がありました。
 小児では感染性胃腸炎がやや多く、伝染性紅斑(りんご病)の報告がありました。その他の疾患は横ばい~減少傾向です。
 インフルエンザは成人、小児ともに激減しており、終息が近いようです。
 皮膚科では花粉や、季節の変わり目で顔のかゆみを訴える患者さんが多いようですが、その他には特に流行っている皮膚感染症はありません。
 花粉症(鼻炎)は、まだヒノキ花粉の飛散が多いわりに、症状を訴える患者さんはかなり減ってきています。花粉症(結膜炎)は横ばいで、流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
 花粉症やインフルエンザも落ち着き、絶好の行楽シーズンが来ました。ところが屋外は一年で一番紫外線の強い時期でもあります。帽子や服装、日焼け止めなどでしっかり紫外線対策をしましょう。

2014年4月23日

2014年4月第1週

 インフルエンザは減少してきていますが、引き続き高い状態ですので、注意が必要です。
 花粉症はやや減少していますが、これからの時期は、ヒノキ、イネ科の花粉の飛散が増えますので、これらの花粉によるアレルギーがある方は、引き続き花粉情報をチェックし、花粉症対策を続けましょう。 
 花粉の飛散、気温の上昇に伴い、顔面の皮膚炎を主訴に受診される患者さんも増えています。行楽の機会が増える季節になりました。紫外線の量も多くなってき ています。外出時の紫外線予防も忘れない
ようにしてください。

2014年4月2日

2014年3月第5週

 ずいぶん暖かくなりましたが、インフルエンザは引き続き見られます。成人では横ばい、小児ではやや増加しています。インフルエンザはA型B型両型出ていますが、ほとんどがB型になってきました。春休みに入ると一段落すると思われますが、まだしばらくは注意が必要です。
 小児では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が引き続き見られます。また一部ではヒトメタニューモウイルスによる気管支炎や肺炎も報告されています。ただインフルエンザのような特効薬はなく、軽症の場合は積極的に検査を行なう必要はないと思われます。
 花粉症はやや減少していますが、引き続き見られます。鼻炎や結膜炎だけでなく、皮膚炎も見られています。あと一か月くらいは治療を続けることをお勧めします。

2014年3月26日

2014年3月第4週

 成人では、インフルエンザはわずかですが減少、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。
 小児でもインフルエンザが減少に転じました。溶連菌感染症、咽頭結膜熱(プール熱)は微増、感染性胃腸炎など横ばいです。
 今週も特に流行している皮膚疾患はありませんでした。
 花粉症(鼻炎・結膜炎)はさらに増加し、非常に多い状態です。流行性結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
 花粉の飛散が多い時期になってきましたので、症状のある方は早めにかかりつけ医にご相談され、花粉情報に留意し、外出時にはマスク、保護メガネを着用をするなど対策をしましょう。

2014年3月19日

2014年3月第3週

 成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)やインフルエンザは先週と比べてわずかですが減少していますが、気管支喘息は増加しています。また、A型肝炎の報告がありました。
 小児ではインフルエンザ、感染性胃腸炎ともに先週に引き続き増加しています。
 今週も特にはやっている皮膚疾患や皮膚感染症はありませんが、少しずつ日差しが強くなっているようで、紫外線皮膚炎の方が来院されるようになってきました。
 花粉症(鼻炎)は先週から倍増し、非常に多い状態です。花粉症(結膜炎)も急増しています。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
 スギ花粉の本格的な飛散が始まり、花粉症状を訴える方が急増しています。花粉情報に留意し、花粉症の方は、外出時にはマスク、保護メガネを着用をするなど対策をしましょう。

2014年3月12日

2014年3月第2週

 成人では、気管支ぜんそくや感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は、先週と比べて横ばいです。インフルエンザはやや減少しています。
 小児では、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)がやや増加していますが、その他の疾患は増えてはいません。小児のインフルエンザは一時ピークは越えたかに見えましたが、成人とは逆に再び増加傾向で、注意が必要です。
 今週も特にはやっている皮膚疾患や皮膚感染症はありません。
 花粉症(鼻炎)が急増しています。本格的なスギ花粉の飛散が始まったようで、対策が必要です。花粉症(結膜炎)はまだ横ばいで、流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
 受験シーズンも終盤になりました。花粉症も増え、インフルエンザも再び警報レベル、朝晩の気温差も大きく、体調を維持するのもなかなか大変な時期です。受験対策の仕上げは体調管理です。しっかり乗り切りましょう。

 

2014年3月6日

2014年2月第5週

 インフルエンザは若干減少していますが、まだ高いレベルが続いていますので、引き続き注意が必要です。気管支喘息、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。小児で、手足口病、ヘルパンギーナの報告がありました。
 鼻炎、結膜炎は先週から増えていませんが、今後、すぎ花粉の飛散も増加してきますので、外出時はマスク、予防眼鏡などを着用し、帰宅時には洋服に付着した花粉をよく払い落し、うがいや手洗いを励行しましょう。スギ花粉症の方ははやめの予防的治療が効果的です。
 特に流行している皮膚感染症や皮膚疾患はありません。
 暖かい日と寒い日の気温の差が大きく、体調を崩しやすい時期ですので、気を付けてお過ごしください。

2014年2月26日