流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2016年2月第4週

インフルエンザがさらに増加しました。松山市立の小学校・中学校では市内全域でA・B両型の報告がみられます。A型は中心部に多く、B型は市内全域で増加しています。引き続き感染予防に注意していきましょう。

伝染性紅斑(りんご病)、異型肺炎は微増、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばい、気管支喘息は減少しています。水痘(みすぼうそう)の報告はなく、流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。

花粉症(鼻炎、結膜炎)は増加しており、高い状態が続いております。また、花粉で顔のかゆみを訴える方もいらっしゃいます。例年症状のある方は早めに専門医を受診し、花粉症対策を行いましょう。

2016年2月24日

2016年2月第3週

インフルエンザが先週に引き続き増加しています。例年よりはまだ少ないのですが、A、B両型が見られ、同じ学校で両方が流行しているところもあります。今後本格的な流行期に入ると思われますので、外出後のうがいや手洗い、咳エチケットを心がけてください。
またB型では胃腸症状が強く、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)と混同する例がありますので、胃腸症状があり高熱が続く場合は注意が必要です。
その他、感染性胃腸炎や溶連菌感染症、小児ではRSウイルス感染症なども引き続き見られます。

スギ花粉症(アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎)は徐々に増えてきました。そろそろ花粉が本格的に飛散し始めますので、治療を開始してください。
乾燥による皮膚トラブルが続いています。スキンケアをこまめに行ってください。

2016年2月17日

2016年2月第2週

成人の気管支ぜんそくや感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は横ばいです。溶連菌感染症と異型肺炎の報告が多少ありました。インフルエンザの報告が先週と比べ倍増しています。
小児では、溶連菌感染症は増加、感染性胃腸炎はやや減少しました。百日咳の報告がありました。インフルエンザは先週に比べ倍増しました。松山市立の小学校、中学校では市内全域でインフルエンザA型の報告があります。中でも中心部・南地区に多くみられます。インフルエンザB型も北地区以外の市内で報告がありますが、東地区が突出しています。

皮膚疾患では、伝染性紅斑の報告がありましたが、多くはありません。寒波の後で凍瘡の患者さんが増えました。
花粉症(鼻炎)はやや低い数値で横ばい、花粉症(結膜炎)は減少しており少ない状態です。

インフルエンザが増えています。人ごみに出る際は、できるだけマスクを着用し、帰宅後は手洗いとうがいを心がけましょう。

2016年2月10日

2016年2月第1週

成人の気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は横ばいで、溶連菌感染症の報告が多少ありました。インフルエンザの報告が前回と比べ倍増していますが、高齢者はごく僅かです。昨年の同時期と比べ報告数は1割しかありません。
小児では水痘(みずぼうそう)、溶連菌感染症、感染性胃腸炎はやや減少、異型肺炎が微増しました。インフルエンザは増加に転じ、松山市立の小学校、中学校では市内全域でインフルエンザA型の報告があります。中でも北・西地区に多くみられます。インフルエンザB型はインフルエンザA型よりは少ないですが東地区を中心にみられます。今後のインフルエンザ情報に注意し、マスク着用、うがい、手洗いを心がけましょう。

花粉症(鼻炎)はやや減少、花粉症(結膜炎)は多くはありませんが、増えています。

寒くなり、湯たんぽによる低温熱傷、ストーブやファンヒーターによる小児の熱傷が増えていますのでお気を付けください。

2016年2月3日

2016年1月第5週

成人では、気管支喘息の報告は若干減少で、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染症・異型肺炎の報告が僅かにありました。インフルエンザの報告が多少増加しています。
小児では、感染性胃腸炎はやや高い水準で持続しており、インフルエンザはわずかに減少しました。全般的に感染症は先週に引き続き増加傾向です。百日咳の報告がありました。

皮膚疾患では、先週に続いて水痘(みずぼうそう)の報告があります。他は特に多い皮膚疾患などありません。
花粉症(鼻炎)は先週に続き横ばい、花粉症(結膜炎)も多くはありません。流行性結膜炎(はやり目)の報告が続いています。

1月18日に松山市内の中学校でインフルエンザによる学級閉鎖の措置が行われました。今後、インフルエンザがさらに増加することが予想されます。
インフルエンザでは突然の高熱・倦怠感・筋肉痛、咳・鼻水の呼吸器症状に加え、なかには腹痛、嘔吐などの消化器症状も現れることがあるので気を付けてください。

2016年1月27日

2016年1月第4週

成人では、気管支喘息は横ばいですが、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は若干、減少しています。溶連菌感染症・流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告が僅かにあり、インフルエンザの報告が多少みられています。
小児では、感染性胃腸炎は減少しましたが、高い水準です。この他の感染症は全般的には増加傾向で、インフルエンザはやや増加し、水痘(みずぼうそう)の患者さんも少し増えているようです。

花粉症(鼻炎)は減少、花粉症(結膜炎)も多くはありません。流行性結膜炎(はやり目)の報告が続いています。

先週より急に寒くなり、本格的な冬を迎えました。適度な温度・湿度になるよう心掛けましょう。ストーブなどで暖房をする際には定期的に換気も行ってください。

2016年1月20日

2016年1月第3週

小児、成人ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の流行が続いています。インフルエンザの患者さんは少数です。インフルエンザA型とB型の両方がみられます。
小児ではひきつづきRSウイルス感染症が多くみられます。溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、伝染性紅斑(りんご病)などがみられますが少数です。

暖冬のためか、凍瘡(しもやけ)、乾燥性の皮膚疾患は少ないようです。
花粉症による結膜炎や鼻炎も、ひきつづきみられています。

冬休みが終わり新学期がはじまると、小児の流行状況は変化していくであろうと思われます。

2016年1月15日