流行中の病気情報一覧週間疾患情報
2015年2月第4週
成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は横ばいです。先週と比べて、インフルエンザの報告は半減しています。溶連菌感染症や異型肺炎の報告が僅かにありました。
小児では、インフルエンザは先週に引き続き減少しています。溶連菌感染症がわずかに増加しましたが、他の疾患は先週と同程度か減少しました。
花粉症(鼻炎)は急増、花粉症(結膜炎)も少し増加しています。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
花粉症の症状を訴える患者様が増えてきました。しばらくスギ花粉の飛散が続くと思われます。例年症状のある方は早めに専門医を受診し、外出時にはマスクをするなど花粉症対策を行いましょう。
2015年2月第3週
インフルエンザは成人、小児ともにピーク時に比べ減少してきました。ほとんどA型ですが、シーズン後半に流行するB型もみられるようになり、まだしばらくは再流行に注意が必要です。
小児では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が増えていますが、その他には成人、小児ともに特に増えている疾患はありません。
花粉症(鼻炎・結膜炎)はまだ多くはありませんが、花粉情報では花粉は増えてきており、気候によっては急に増えることがあります。花粉症の方はそろそろ準備をしましょう。
少し寒さもやわらぐ日が増えてきましたが、まだまだ朝晩の気温差は大きく、体調を崩しやすい時期です。油断せず、体調管理に気をつけましょう。
2015年2月第2週
インフルエンザは、全体として減少してきましたが、流行は続いています。松山市内中心部・東・南地区は若干減少してきましたが、北・西地区は同程度です。A型がほとんどですが、B型も少数ですが報告があります。引き続き、感染予防に注意していきましょう。
気管支ぜんそくは減少、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばい、溶連菌感染症がやや増加しました。
花粉症(アレルギー性鼻炎、結膜炎)が増加してきました。例年症状のある方は、早めの専門医受診をお勧めします。
乾燥性による皮膚疾患は続いていますが、とくに流行している皮膚感染症はありません。
2015年2月第1週
先週に引き続き、インフルエンザが流行しています。成人では横ばい状態ですが、小児ではやや増加しています。現在幼児と学童では、同じかもしくは幼児の方が多い状況です。殆どはA型ですがB型も散発しており、流行の仕方によっては、この冬に2回かかる可能性もあります。不必要な外出を控え、外出後の手洗いやうがいなど予防を心掛けてください。
小児では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)がやや増加しており、溶連菌感染症も引き続き見られます。
花粉症(アレルギー性鼻炎、結膜炎)が少し増加してきました。毎年スギ花粉症で悩まされる方はそろそろ治療を開始する時期です。ひどくなる前に治療を受けてください。
乾燥の強い季節です。乾燥性の皮膚疾患をお持ちの方は、保湿を中心にしたスキンケアをこまめに行ないましょう。
2015年1月第5週
成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいですが、気管支喘息の報告は減少しています。インフルエンザの報告は前回と比べ半減しています。
小児では、インフルエンザは先週と同程度ですが、まだ高い水準です。感染性胃腸炎が増加、他の疾患は先週と同程度か減少しました。
花粉症(鼻炎・結膜炎)はまだ少ない状態です。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
インフルエンザは、ほぼA型で、松山市内全般的に依然として流行しています。インフルエンザB型も、少数ですが報告があります。手洗いやうがいをこころがけ、人ごみに出る場合はマスクを着用するなど感染予防には十分気を付けて下さい。
2015年1月第4週
成人では、気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。インフルエンザの報告が、前回と比べて倍増しています。溶連菌感染症の報告が多少ありました。
小児では、インフルエンザが4割程度減少しましたが、松山市内全域で流行しています。流行性耳下腺炎が増加、溶連菌感染症は減少、その他の疾患は先週と同程度か減少しました。
花粉症(鼻炎)は横ばい、花粉症(結膜炎)は少し増加していますが、少ない状態が続いています。流行性結膜炎(はやり目)の報告がありました。
インフルエンザは、小児では減少傾向がみられましたが、まだ報告が続いています。新学期を迎え、更なる流行が懸念されます。手洗いやうがいを励行し、栄養、休養をしっかりとり、元気に過ごせるようにしましょう。
2015年1月第3週
成人・小児ともインフルエンザが年末から倍増しています。インフルエンザA型が主体ですが、インフルエンザB型の報告もありました。夜間・休日の救急病院は大変な混雑で、インフルエンザは、さらに流行が拡大する恐れがあり注意が必要です。
気管支喘息や感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。
花粉症(鼻炎・結膜炎)はまだ少ない状態です。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
インフルエンザのピークが受験シーズンと重なってしまいました。不要な人ごみへの外出をひかえ、マスク、うがい、手洗いで、できる限りの予防をしましょう。
2015年1月第2週
松山市内全般でインフルエンザA型が著増し、流行しています。なかでも、小児では、中心部、南、西の地域で多く見られ、高齢者での報告も増加しています。
気管支喘息、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。溶連菌感染症、手足口病は減少傾向にあります。
皮膚疾患では、空気の乾燥による肌のかゆみ、凍瘡(しもやけ)で受診される方が多くみられます。
花粉症(鼻炎、結膜炎)は先週(昨年)と同程度で少ない状態です。
年末年始は、外出する機会、人ごみに行く機会が増えますので、外出時のマスク着用、帰宅後の手洗い、うがいなどは引き続き心がけてください。
2014年12月第4週
インフルエンザは、小児、成人ともにさらに増加してきました。全国的には、都市部ですでに流行が始まってきましたが、当地域でも流行状況となってきたようです。
現在、みられているのはA型です。小児では松山市内中心部から西部で患者さんが多いようです。今後、他の地域にも拡大してくるものと思われます。小さい子どもさんや高齢の方は、人が多く集まるところへの外出はひかえたほうがよいかもしれません。
小児では、引き続き手足口病の小規模な流行が続いています。水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、溶連菌感染症は、わずかにみられます。
小児、成人ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が増加してきました。なかに脱水症のために点滴をする必要がある方もいます。
気温が低下してきたため、凍瘡(しもやけ)など寒冷による皮膚疾患の方がふえてきました。
アレルギー疾患では、鼻炎や結膜炎がみられますが、多くはありません。
2014年12月第3週
インフルエンザの報告は先週と比べて増加していますが、65歳以上の報告はありませんでした。松山市では、小児を中心に市内全域にかけてインフルエンザA型の報告がありますが、中でも市内中心部から西方面に多くみられています。
この他、成人では、気管支ぜんそくや感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。その他、溶連菌感染症の報告がありました。
また、小児では、手足口病、溶連菌感染症は先週と同程度で、いまだに流行していると思われます。他の疾患は先週と同程度です。
花粉症は、鼻炎は微増で、結膜炎は先週と同程度です。流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
インフルエンザの全国的な流行が始まりました。手洗いやうがいの励行、早めにマスクを着用し、咳(せき)エチケットを守りましょう。また、インフルエンザワクチンはできるだけ早めに接種しておきましょう。