流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2012年11月第5週

2012年11月28日

 成人、小児ともに感染性胃腸炎(おう吐下痢症)が増加してきました。今のところ比較的軽症の方が多いように思われます。
 インフルエンザは、小児でA型が発生したようです。今後の流行状況が気になります。インフルエンザの予防接種をうけることを考えている方は早目に受けるのがよいと思われます。
 主にマイコプラズマが原因と考えられる異型肺炎は、少数ですが、引き続き発生の報告があります。
 小児では、溶連菌感染症、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の発生が続いています。
 また、RSウイルス感染症に伴う気管支炎、肺炎の発生が年少児を中心に引き続いてみられています。
 皮膚科では、特に流行している皮膚感染症や皮膚疾患はありません。冬が近づき乾燥による皮膚疾患が増えてきました。
 アレルギー疾患では、花粉症による鼻炎、結膜炎ともに減少しています。気管支喘息もやや減少しています。