流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2020年12月第4週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は横ばいです。小児科では感染性胃腸炎と溶連菌感染症が流行っていますが多くはありません。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。眼科ではアレルギー性結膜炎は先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。耳鼻咽喉科では先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は少し増えました。
 師走に入り、新型コロナウイルス感染拡大防止の為の行動が今まで以上に重要になってきます。感染リスクが高まる5つの場面として、飲酒を伴う懇親会等、大人数や長時間に及ぶ飲食、マスクなしでの会話、狭い空間での共同生活(トイレなどの共同部分での感染)、居場所の切り替わり(仕事の場所から休憩室への移動で気の緩みが出る)があり、感染拡大に繋がっています。皆さんの生活に潜んでいないか今一度注意し、健康で元気な年末年始を迎えましょう。

2020年12月23日

2020年12月第3週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は若干減少していますが、わずかに溶連菌感染症や咽頭結膜熱(プール熱)の報告がありました。小児科では、感染性胃腸炎と喘息発作は横ばいですが、水痘(みずぼうそう)の報告がありました。皮膚科では、流行している疾患はありません。耳鼻咽喉科では、先週に比べ、アレルギー性鼻炎の報告は少し減少しています。眼科では、アレルギー性結膜炎は少し増えていますが、アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
 愛媛県でも新型コロナウイルス感染症の報告が続いています。冬になり寒さと乾燥が強くなってきていますので、室内では適切な湿度を保ちながら暖房器具を扱い、外出の際には衣服であたたかくしましょう。マスクの着用・3密の回避・手洗い・消毒など、基本的な対策も引き続き行っていきましょう。

2020年12月16日

2020年12月第2週

 成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は横ばいです。わずかに溶連菌感染症の報告がありました。小児でも感染性胃腸炎と喘息発作がわずかに報告されています。特に流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科では先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は少し減りました。眼科ではアレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。12月に入って気温の低下とともに湿度も下がってきており、愛媛県でも新型コロナウイルス感染症の報告が続いています。暖房器具を使用する機会も増えてきますが、適度な室温、定期的な換気をこころがけ、乾燥予防に加湿器や室内に濡れたタオルをかけるなど生活環境を整え、冬の感染対策に努めましょう。

2020年12月9日

2020年12月第1週

 気温の低下や乾燥のためか、かぜをひく人が増えています。成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や溶連菌感染症が引き続き見られますが、多くはありません。小児でも感染性胃腸炎は少し見られる程度ですが、溶連菌感染症が増加しています。またかぜを契機に気管支喘息の発作を起こす人が少なくありません。皮膚の乾燥が強くなり、かゆみを訴えたり皮膚を掻き壊してしまう人が増えています。保湿を心がけてください。アレルギー性鼻炎やアデノウイルス結膜炎(はやり目)も引き続き見られます。県内で新型コロナウイルス感染症が急増しています。患者さんを受け入れる病院やベッド数には限りがあります。またベッド数だけでなく治療を行う医師や看護師を始めとする医療スタッフの数も十分とは言えません。新型コロナウイルス感染症だけでなく他の病気やケガの患者さんを救うためにも、医療崩壊を起こさないよう、日々のうつらない、うつさない心遣いをお願いします。

2020年12月2日

2020年11月第4週

 内科では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は横ばいですが、喘息発作は若干減少しています。ごくわずかに溶連菌感染症の報告がありました。小児では感染性胃腸炎と溶連菌感染症がわずかに見られますが、喘息発作は横ばいです。皮膚科では流行している皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科では先週に比べアレルギー性鼻炎の報告は少し減りました。眼科ではアレルギー性結膜炎は先週と同程度で、アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行していません。
 県内でも新型コロナウイルス感染症の患者さんの報告が増えてきました。発熱や咳などのかぜ症状、体のだるさ、味や臭いがわからないなどの症状がある方は、直接医療機関を受診せず、事前に必ず電話でご相談ください。かかりつけ医がない方は受診相談センター(電話089-909-3483)へ連絡し、対応可能な医療機関を紹介してもらってください。医療機関に通院中の患者さんは、感染を恐れ受診を控えることで病気が悪化することがないように、気を付けてください。

2020年11月25日

2020年11月第3週

 内科では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は横ばいです。喘息発作は多少増加しています。小児科では喘息発作が増加しています。感染性胃腸炎は減少しています。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。眼科ではアレルギー性結膜炎は先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。耳鼻咽喉科では先週に比べアレルギー性鼻炎の報告が少し減りました。
 気温が下がり暖房を使用する季節となってきました。暖房を使用すると空気が乾燥しやすくなり、インフルエンザと新型コロナウイルスの同時流行も懸念されています。寒い時期に入りますが、今まで同様換気を心がけ、改めて手洗いうがいなどの基本の感染症対策を続けて、食事・運動・睡眠で免疫力を高めましょう。

2020年11月18日

2020年11月第2週

 内科では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は横ばいです。喘息発作は多少減少しています。小児科では感染性胃腸炎と溶連菌感染症がわずかに流行っており、喘息発作は増加しています。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科では先週に比べアレルギー性鼻炎の報告が増えています。眼科ではアレルギー性結膜炎は先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。11月になり寒さと空気の乾燥がみられる季節になってきました。季節性インフルエンザ感染症や新型コロナウイルス感染症などの予防のために、マスク着用、うがい・手洗い、三密を防ぐなどに加えて、可能な方はインフルエンザ予防接種などで対策を行いましょう。

2020年11月11日

2020年11月第1週

 成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は横ばいです。65歳以上の喘息発作が若干、増加しています。小児でも幼児から小学校低学年で喘息発作が増えています。感染性胃腸炎と溶連菌感染症がわずかに流行っています。皮膚科では流行っている皮膚疾患はありません。耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は先週と比べ少し増えました。眼科ではアレルギー性結膜炎は減っています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。インフルエンザが例年に比べて少ないのは皆さんの新型コロナウイルスに対する高い意識と予防行動がインフルエンザ予防にも効果が出ているのではないかとされています。愛媛県でもGo To Eatキャンペーンが始まりますが、引き続き、手洗い、消毒、せきエチケットはもちろんのこと、混雑や大人数の会食を避ける、体調の悪いときはテイクアウトやデリバリーを活用する、など感染拡大予防に努めましょう。

2020年11月4日

2020年10月第5週

 内科領域では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作が少し増えてきています。溶連菌感染症もわずかに見られますが、他に流行っている感染症はありません。アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎は少し増加してきています。皮膚科領域では感染症で特に流行っているものはありません。
 季節の変わり目で1日おきに暑くなったり、寒くなったりで体調を崩す方が増えてきています。きちんと食べ、しっかり眠り、ゆとりを持った生活をして、感染症に強い体づくりを心がけましょう。インフルエンザの予防接種は、26日以降一般の方の接種も始まりますので早目の予約をお願いします。また、ヨーロッパではふたたび新型コロナウイルスが流行し始めています。日本でも同様に再流行するのかどうかわかりませんが、今までと同様に三密を避け手洗いやマスク着用などを続けることが大切です。新しい生活様式を継続していきましょう。

2020年10月28日

2020年10月第4週

 内科では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は若干減少していて、高齢者の喘息発作の報告が多少見受けられます。小児科では感染性胃腸炎は減少していて、喘息発作は増加しています。皮膚科では流行している皮膚疾患はありません。耳鼻科ではアレルギー性鼻炎の報告は先週に比べ少し増加しています。眼科ではアレルギー性結膜炎は増えていますが、アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行していません。
 インフルエンザの予防接種は、現在は65歳以上の方に行われていますが、26日以降は一般の方の接種も始まりますので早目の予約をお願いします。また、新型コロナウイルスも夏よりは冬に流行する可能性が高いと言われていますので、これまでと同様に三密を避け手洗いやマスク着用などを続けることが大切です。どの程度まで普通に過ごして大丈夫なのか一人一人が身につけた新しい生活様式を継続していきましょう。

2020年10月21日