流行中の病気情報一覧週間疾患情報
2018年9月第2週
内科では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告が少しある程度で、特に流行っている疾患はありません。
小児科では手足口病や感染性胃腸炎がみられますが、流行もやや下火になってきているようです。RSウイルスの気管支炎はまだ乳幼児を中心に多くみられます。
皮膚科では虫刺されや汗疹(あせも)、伝染性膿痂疹(とびひ)など、夏の皮膚疾患がまだみられます。
アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎はそれほど多くはありません。
このところ朝晩幾分涼しくなり、少し過ごしやすくなってきましたが、日中はまだまだ残暑が厳しい日が続いています。熱中症には今しばらく注意が必要です。また、朝晩涼しくなってくると、体調を崩しやすいものです。十分気を付けてお過ごしください。
2018年8月第4週
成人では、溶連菌感染症の報告がわずかにあります。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は少し減少しています。喘息発作は横ばいです。
小児ではRSウイルス感染症が乳幼児で増加しています。手足口病、感染性胃腸炎もみられます。
皮膚科では、特に流行っている皮膚疾患はありません。
耳鼻科ではアレルギー性鼻炎の報告は、横ばいです。その他の耳鼻科疾患は特に報告はありません。
眼科では、アレルギー性結膜炎が、増えています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
朝晩涼しく感じられ、昼間との温度差が大きくなりやすい季節となりました。また夏の疲れも感じやすい時期ですので、体調管理には十分お気をつけください。
2018年8月第3週
成人では、溶連菌感染症の報告がわずかにあります。喘息発作、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告も横ばいです。熱中症と思われる患者の報告もあります。
小児では、感染性胃腸炎と手足口病、RSウイルス感染症が流行っています。
皮膚疾患では、手足口病がみられますが、例年ほど多くありません。暑い日が続き、汗疹(あせも)や汗による皮膚炎の悪化が多くみられます。
アレルギー性鼻炎の報告は横ばいです。耳鼻咽喉科では、他の疾患は特にありません。
アレルギー性結膜炎は先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
暑さはまだまだ続き、体調を崩しやすい季節です。規則正しい生活や、バランスの取れた食事、十分な睡眠や水分補給を心掛け健康管理に努めましょう。
2018年8月第2週
内科では、溶連菌感染症の報告がわずかにあります。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告や喘息発作は横ばいです。
小児科は手足口病が感染性胃腸炎よりも増えています。ヘルパンギーナも増えてきました。その他、猛暑と冷房の影響か気管支炎を起こす幼児が目立ちます。
皮膚科では先週に引き続き、夏の皮膚病が多くみられます。手足口病の報告もみられます。
眼科ではアレルギー性結膜炎は、先週と比べ少し増加傾向です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)の報告がありました。
耳鼻咽喉科ではアレルギー性鼻炎の報告は、横ばいです。その他、特に報告はありません。
スギ、ダニの舌下免疫療法の適応年齢が引き下げられ、就学前からでも治療が可能になりました。免疫療法はアレルギー性鼻炎の少ない、夏ごろからの開始が望まれます。ご希望の方は是非、耳鼻咽喉科で相談を受けてください。
2018年8月第1週
成人では溶連菌感染症はごくわずかですが、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や喘息発作の報告は横ばいです。
小児でも感染性胃腸炎は引き続き認められます。手足口病は先週と比べてさらに増加しています。
アレルギー性鼻炎の報告は横ばいです。
アレルギー性結膜炎は先週と比べ減っています。
アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
皮膚疾患では手足口病が増えてきました。また虫刺されや汗疹、伝染性膿痂疹(とびひ)など夏の皮膚病が多くみられ、例年に比べ蜂刺症が多いようです。
被害が多く報告されているアシナガバチは市街地にも生息します。蜂は匂いの強いものや黒いものを攻撃する傾向があるので、野外では香水などは避け、なるべく明るい色の服や帽子で身を守り、蜂に遭遇したら刺激をしないようにその場から離れましょう。巣を見つけたら近寄らず、専門家に駆除を依頼してください。蜂に刺されて、ひどく腫れたり痛みやかゆみが強い場合は医療機関を受診しましょう。
2018年7月第4週
成人、小児ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や高熱がでる咽頭炎が引き続き見られます。
小児では手足口病やヘルパンギーナが増加しています。どちらも口内炎ができますので、痛みのために食事が摂り難くなることがあります。もし水分も摂れない状態が続くようでしたら、かかりつけ医を受診するようにしてください。
アレルギー性鼻炎や結膜炎は少し見られますが、多くはありません。
皮膚疾患としては伝染性膿痂疹(とびひ)や虫刺され、日焼けが多いようです。
梅雨が明けてから酷暑が続いています。それに伴い熱中症になる人が増えています。気温の高い屋外はもちろんですが、屋内でも熱中症を起こすことがあります。予防としては水分だけでなく塩分も摂るようにし、エアコンを上手に使い、また十分に睡眠や休息をとり体調を整えてください。
2018年7月第3週
成人では、溶連菌感染症やぜんそく発作の報告はわずかです。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。また、伝染性単核球症がわずかにありました。
小児では、感染性胃腸炎、溶連菌感染症がはやっています。手足口病の報告もみられます。
今週も特に流行している皮膚感染症はありませんでした。先週に引き続き、虫刺されや汗疹(あせも)、伝染性膿痂疹(とびひ)など夏の皮膚病が多くみられます。
アレルギー性鼻炎の報告は横ばいですが、アレルギー性結膜炎は先週に比べ増加しています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)、急性出血性結膜炎の報告がありました。
梅雨明け後は気温の高い日が続きますので、食中毒、熱中症や急激な日焼けなどに十分気を付けてください。
2018年7月第2週
成人では、溶連菌感染症の報告が若干あります。喘息発作はわずかで、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)も横ばいです。
小児では、感染性胃腸炎と溶連菌感染症に加えて、手足口病やヘルパンギーナも少し流行っています。また、インフルエンザA型の出ている学校もあるようです。
特に流行っている皮膚疾患はありません。虫刺されや汗疹(あせも)、伝染性膿痂疹(とびひ)など夏の皮膚病が増えてきました。
アレルギー性鼻炎の報告は横ばい、アレルギー性結膜炎は先週に比べ減少しています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
雨の日が続き、気温湿度とも高い日が続いています。食中毒が起こりやすい時期ですので、食品管理には十分気を付けましょう。
2018年7月第1週
内科では、溶連菌感染症の報告が若干あります。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は横ばいです。その他、流行している疾患はありません。
小児科では、感染性胃腸炎、溶連菌感染症に加えて手足口病やヘルパンギーナ、咽頭結膜熱(プール熱)が少しずつ報告されています。また、喘息発作も見られます。
眼科では、アレルギー性結膜炎は先週と同程度です。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は、流行っていません。
鼻咽喉科疾患では、アレルギー性鼻炎の報告は先週と比べて減少してきました。ヘルパンギーナが少しみられます。
皮膚科では、流行っている皮膚疾患はありません。伝染性膿痂疹(とびひ)が増えてきました。
2018年6月第5週
成人では溶連菌感染症の報告が若干あります。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は少し増加しています。喘息発作は減少しています。
小児では感染性胃腸炎や溶連菌感染症が減少し、手足口病や咽頭結膜熱(プール熱)といった夏かぜがみられるようになりました。
アレルギー性鼻炎は先週と比べて変わりありません。
アレルギー性結膜炎は先週に比べ減少しています。アデノウイルス結膜炎(はやり目)は流行っていません。
皮膚の病気では水痘(みずぼうそう)や溶連菌感染症で受診される方がみられます。虫刺されとマダニ刺咬症は先週と同様多くみられます。
梅雨時には気温も湿度も高くなり、細菌による食中毒が増える時期です。食中毒の予防は「細菌をつけない」、「細菌を増やさない」、「細菌をやっつける」が原則といわれます。丁寧に手を洗い、まな板や包丁などの調理器具は清潔にし、食材は必要に応じて冷蔵庫保存、調理の際は十分に加熱するなどの対策で食中毒を予防しましょう。