流行中の病気情報一覧週間疾患情報

2017年8月第5週

今週に入り、小児で感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が増えてきています。全国的に大流行した手足口病は先週に引き続き多くみられますが、印象としては終息しつつあるようです。溶連菌感染症、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、咽頭結膜熱(プール熱)は先週と変わらず散見されます。
花粉症(鼻炎)、花粉症(結膜炎)はやや増加傾向にあります。また、気管支喘息も増加してきています。これからアレルギー疾患が増加してくる季節です。注意しましょう。
また、小児ではRSウイルスによる気管支炎の流行が続いています。RSウイルスは感染力が強いので、発症した人は症状がほとんどなくなるまで、十分に自宅で休養をとりましょう。また、感染の拡大を防ぐため、手洗い、うがいをしっかりしましょう。
まだまだ厳しい残暑が続きそうです。9月は運動会もあります。熱中症や食中毒の発生にも注意しましょう。

 

2017年8月31日

2017年8月第3週

成人では感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が若干増加しています。溶連菌感染症の報告が多少あり、手足口病や咽頭結膜熱(プール熱)の報告がわずかにありました。
小児では、手足口病の報告は若干減少しましたが、先週に引き続き多くみられます。溶連菌感染症が少し増加し、感染性胃腸炎の報告が先週と同程度みられます。その他、RSウイルス感染症が流行していますので注意が必要です。
手足口病は減ってきましたが、虫刺され、日焼けなど夏のレジャーでの皮膚疾患は引き続き多くみられます。
花粉症(鼻炎)は横ばいで、溶連菌感染症、ヘルパンギーナの報告が少しあります。
花粉症(結膜炎)は先週と同程度で、流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。
猛暑が続いております。こまめな水分補給を行い、暑さを避ける工夫などで熱中症や脱水症にお気をつけください。

 

2017年8月16日

2017年8月第2週

成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や気管支喘息の報告は横ばいです。溶連菌感染症や手足口病の報告が僅かにありました。

小児では、手足口病の報告は先週に引き続き多くみられます。感染性胃腸炎の報告が少し増加し、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)は先週と同程度みられ、水痘(みずぼうそう)・ヘルパンギーナ・咽頭結膜熱(プール熱)の報告もみられます。
虫刺され・日焼けなど夏のレジャーでの皮膚疾患で受診する人が多くみられ、また手足口病が続いています。
花粉症(鼻炎)は横ばい、花粉症(結膜炎)も先週と同程度です。流行性結膜炎(はやり目)は流行っていませんが、県内に報告のある地域がありますので注意が必要です。
猛暑が続いています。室外では勿論、室内でもこまめに水分補給をし、熱中症には十分気をつけましょう。

2017年8月9日

2017年8月第1週

成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は減少しています。溶連菌感染症の報告が多くなっています。手足口病も若干報告されています。
小児では、手足口病の報告は、先週に引き続き多くなっています。流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告も少し増加していますが、咽頭結膜熱(プール熱)、溶連菌感染症、感染性胃腸炎の報告は減少しています。麻疹、風疹の報告はありません。
花粉症(結膜炎)は少し増加していますが、流行性結膜炎(はやり目)は流行していません。
花粉症(鼻炎)は横ばいですが、その他の感染疾患の報告はありません。
皮膚疾患では、手足口病が増えてきています。伝染性膿痂疹(とびひ)、虫刺されによる受診が増えています。

2017年8月2日

2017年7月第5週

成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告が多少増加しています。また溶連菌感染症も若干報告されています。
小児は、咽頭結膜熱(プール熱)・溶連菌感染症・ヘルパンギーナ・感染性胃腸炎の報告は先週と同程度ありました。手足口病の報告が著増しています。手足口病は大人にもうつることがあるので注意が必要です。しっかりした手洗いで予防しましょう。
花粉症(鼻炎)の報告は先週に比べ減っています。花粉症(結膜炎)は、先週と同程度です。
流行性結膜炎(はやり目)の報告がありました。流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の報告はありません。
暑くなり肌の露出が増えるため、虫刺されで受診する人も多くみられます。虫刺されの傷などをきっかけとした伝染性膿痂疹(とびひ)も増えています。ブドウ球菌や溶連菌などが原因です。浸出液を触るとうつるので自分自身で広がるばかりか、他の人にうつしてしまう可能性もあります。虫刺されや傷が治りにくいときは早めに医療機関を受診しましょう。

2017年7月26日

2017年7月第4週

成人、小児ともに感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)や溶連菌感染症、手足口病などが引き続き見られます。
特に小児では手足口病が流行しています。手足口病は口内炎と手、足、おしりなどの発疹、発熱が見られるウイルス性の夏かぜです。多くは1~2日で熱が下がり、一週間程度で発疹はかさぶたになり治癒します。また、口内炎の痛みがひどくて水分がとれず脱水になったり、髄膜炎や脳炎の合併症を起こすこともありますので、ご注意ください。その他、咽頭結膜熱(プール熱)やヘルパンギーナなども見られます。
皮膚疾患としては、虫刺されや日焼け、あせもなどが多くなっています。長袖や日焼け止めクリームを使用して予防してください。花粉症は減少しています。
高温多湿の天候が続いています。熱中症を起こしやすい環境ですので、水分や塩分の補給、休憩を十分にとるなどの予防策を心がけてください。

2017年7月19日

2017年7月第3週

成人では、気管支ぜんそくや感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告は横ばいです。手足口病、溶連菌感染症の報告がわずかにありました。
小児では、溶連菌感染症、手足口病、ヘルパンギーナ、感染性胃腸炎、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、気管支ぜんそくの報告が先週と同程度ありました。
皮膚疾患では、手足口病がやや増えており、その皮疹は四肢を中心に広範囲に見られる傾向があります。また、プールに入る前に水いぼの摘出を希望されて受診する小児もみられます。水いぼは、水では感染しませんが、ビート板や浮き輪、タオルなどを介して感染しますので、共有をさけましょう。
花粉症(鼻炎)と花粉症(結膜炎)は、先週よりも少し減少しています。
流行性結膜炎(はやり目)は、はやっていません。
気温と湿度の高い日がこれからも続きますので、カビの発生や食中毒、熱中症には十分お気を付けください。

2017年7月12日

2017年7月第2週

成人では、水痘(みずぼうそう)・異型肺炎・溶連菌感染症の報告が僅かにありました。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の報告が少し増えています。
小児では、溶連菌感染症・手足口病・ヘルパンギーナ・感染性胃腸炎・気管支喘息は横ばいで、水痘・流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)が減少しました。
皮膚疾患では、手足口病は続いていますが、多くはありません。
花粉症(鼻炎)や花粉症(結膜炎)も先週と比べ変わりありません。
流行性結膜炎(はやり目)は流行っていません。流行性耳下腺炎の報告が少しあります。
湿度や気温の高い時期になりました。食品の管理を徹底し、食中毒には十分に気をつけましょう。また、小・中学校ではプールが始まりました。眼の充血や喉の腫れがある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

2017年7月6日

2017年6月第4週

成人では、感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)・喘息の報告は横ばいで、溶連菌感染者が少し増えています。インフルエンザは、ほんのわずか報告がありましたが、A型肝炎・異型肺炎の報告はありませんでした。

小児では、水痘(みずぼうそう)・流行性耳下腺炎(おやふくかぜ)・溶連菌感染症・感染性胃腸炎が先週に比べ増加しました。ヘルパンギーナ・突発性発疹・咽頭結膜熱(プール熱)は横ばいで、手足口病が少し減少しました。麻しん・風しんの報告はありませんでした。

花粉症(結膜炎)は少し減少し、流行性結膜炎(はやり目)が少し増えています。今の時期はイネ科の花粉が飛んでいますが、イネ科による花粉症(鼻炎)は減少傾向にあります。

皮膚疾患では、手足口病は横ばいですが、毛虫や虫さされによる受診が増えていますので、公園など木が茂っているところでは、特に注意が必要です。

2017年6月28日

2017年6月第3週

成人小児ともインフルエンザの報告はありません。成人では、わずかに溶連菌感染症の報告があります。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)は減少しています。

小児では、咽頭結膜熱(プール熱)、感染性胃腸炎、喘息、溶連菌感染症の報告は横ばいでしたが、手足口病の報告が少し増加しています。

皮膚疾患では手足口病が増えています。手足口病は夏季に流行し、水ぶくれができる病気で、子供さんだけでなく、まれに大人にも感染します。しっかりとした手洗いで感染を予防しましょう。

花粉症(鼻炎)は先週に比べ半減しました。花粉症(結膜炎)も減少しています。
流行性角結膜炎(はやり目)は流行っていません。

また、5月から8月はマダニによる被害が増える時期です。マダニは主に畑や野山にいます。動物や人に咬みついて血を吸います。吸血中のマダニを無理に取り除こうとすると、口器が皮膚の中に残り化膿することがあるので、自分で虫体をとらず、皮膚科等の医療機関で、適切な処置を受けて下さい。

2017年6月21日